こんにちは、Tシマ(@t_tshima1991)です。
冬キャンプには、30Lのバックパックに装備を詰め込んで出かけてます。
冬キャンプは暖をとるための道具が増えるので、バックパックに収めようとしても難しいですよね。僕もはじめは大量の荷物を抱えて出かけてました。
本記事では、冬のバックパックキャンプの装備紹介をした上で、コンパクトに収める工夫についてまとめていきます。
冬もバックパックひとつで気軽にキャンプしたい方に、参考になればと思います。
冬のバックパックソロキャンプの装備
僕の冬キャンプ装備をサクッとまとめてみました。細かい部分まで見たい方は最後の動画をご覧ください。
寝袋
SEA TO SUMMITのエンバーⅡ。
対応温度は2℃〜-4℃。
オートキャンプなら化繊のデカい寝袋で良かったけど、コンパクトさを求めて高品質ダウンの寝袋に。高かったけど、めっちゃ小さいです。
ダウン自体に撥水処理がされていて結露に強いことや、キルト型で広いシーズン使えることが気に入っています。
マット
NEMOのテンサーインシュレーテッド。
断熱フィルムが2枚入ってて、R値は3.5。
フォームマットのデカさとは比べ物にならないほどコンパクト。
断熱フィルム3枚のテンサーアルパインと迷ったけど、広いシーズンで使いたくてインシュレーテッドを選択。0℃前後だったら余裕で眠れます。
テント
バックパックに入るコンパクトさでダブルウォール、さらに設営が簡単なテントを探してTarptentというメーカーを見つけました。
前は薪ストーブのためにコットン素材のテントを使ってましたが、ストーブもテントもデカ過ぎるし重い。身軽さを求めてどちらも手放しました。
焚き火台
みんな大好きピコグリル398。
薄くて軽いので、バックパックスタイルの強い味方です。
最近はよりコンパクトなピコグリル239も使ってます。398より組み立てが格段に楽だし、ボックス型なのでよく燃えます。
バーナー
エバニューのアルコールストーブセットを使うことが多め。
小さくて静かで火力も十分。
ガスバーナーを使うときは、P-153ウルトラバーナー。
CB缶のバーナーより、小ささや展開の早さとか、いろんな面で使いやすく感じてます。
食事類
外で手間がかかる料理をしたくないのと、料理にこだわると荷物が増えるので凝ったものは作りません。なので、900mlのクッカーに収まるくらいの道具で済んでます。
お気に入りは、ミニクッカーにも入るくらい短くなるカトラリー、ゴーバイトCLICK。
照明
ヘッドライトで手元を明るくしつつ、小さなLEDランタンで周りを照らしてます。ひとりならこの明るさで十分だし、小さくて手軽。
明るさはないけど雰囲気が好きなので、キャンドルランタンを点けることもあります。
バックパック
冬はカリマーのSABRE30を使ってます。
ミリタリー系のシリーズだけど、シンプルな見た目。
もう少し余裕のあるサイズに買い替えを検討中です。
細かい部分は動画で
冬のソロキャンプ装備をバックパックにまとめる工夫
冬キャンプをバックパックひとつで済ませるために一番効果的だったのは、服装と寝具にこだわること。
冬に嵩張る道具は「暖房器具と寝具」なので、そこを小さくすればバックパックに収まるからです。
服装にこだわれば暖房いらず
着ているものだけで暖を取れれば、体温が熱源になるわけなんで、他の暖房器具がいらなくなります。
冬登山する人を思い浮かべると、ストーブなんか持たず服だけで寒さを凌いでいますよね。
それに気付いた時、僕は「登山で大丈夫なんだからキャンプもストーブなしでいけるな」と思い、服装の改善を始めました。
じゃあ何を着るかですが、キャンプでは「下着、ダウン、足元」にこだわれば十分暖かくなります。
下着
下着は肌にいちばん近いので、保温効果と快適性を高めるには重要な役割を持っています。
僕は上下ともヒートテックを着てましたが、試しに下だけモンベルのジオラインEXPに変えてみました。そしたらもう全っ然違う。着た瞬間に暖かい。
さらにアウトドア系の下着は速乾性にも優れてるんで、汗冷えしにくいんですよね。「動いたらちょっと汗かいて、それが乾かず不快」みたいな事になりにくい。
下着にこだわることで、暖かく、かつ快適に過ごせるようになります。
ダウン
良質なダウンが封入されたダウンジャケットを着ると、めっちゃ暖かいです。
ダウンにはFP(フィルパワー)という数値があり、これが高いほどフワッと広がって中に空気を溜め込み、保温性が増します。
僕は以前は「なんでもいいから着込めるだけ着込む」スタイルでしたが、ダウンジャケットにして、暖かさと軽さにビビりました。ダウンパンツも買い足したいところです。
足元
具体的には、靴や靴下。特に雪の上だと、普通の靴だと足の裏からどんどん冷たくなってきます。
冬用のブーツにする、厚手の中敷を敷く、暖かい靴下を履くなど、足元からくる冷えを抑えるのは重要です。
服装にこだわるのはコスパ良し
こだわって選んだウェア類は、キャンプだけでなく日常生活でも使えるのが大きなメリットです。
しかし、例えば薪ストーブなんかは、キャンプ以外は出番なしって人も多いはず。暖房器具より服装にお金をかけた方が、費用対効果は高めです。
寝具が小さければ荷物が減る
冬キャンプの寝具はかなり大きくなりがち。これを小さくできれば、荷物全体がグッとコンパクトになり、バックパックに収まりやすくなります。
寝袋
化学繊維よりダウン、ダウンでもフィルパワーの高いもの(800とか900)が、同じ対応温度でもよりコンパクトに。
マット
マットならエアーマットがコンパクト。対応温度をみながら、必要なスペックを選べばOK。
ただ、パンクのリスクや扱いやすさからウレタンマットを選ぶのもあり。収納サイズは大きいけど、軽いからバックパックに外付けしやすいです。
※寝袋もマットも、基本的にコンパクトになるほど高価になります。収納サイズと値段のバランスに注意しつつ選びましょう。
快適さを損なわない範囲で、装備をまとめる
装備をバックパックに収めることを重視するあまり、寒過ぎて辛くなったら本末転倒。
ちょっとずつ試しながら、冬にも身軽に出かけられる装備を考えてみてください。
それでは!