
DDタープを使い始めて早4年、春夏秋冬、山でも海でも晴れでも雨でも使い倒してきました。
今回は、DDタープのサイズや種類などの基本情報から、おすすめの張り方や泊まり方、使いまくって感じていることなどをまとめてみます。
DDタープの選び方や使い方で悩んでいるあなたの参考になれば嬉しいです。
DDタープは全部で14種類ある【サイズと形】

DDタープは全部で14種類あり(キャンピングカー専用モデルは除く)、どれを選べばいいか悩む方も多いと思いますが、「種類→サイズ→色」の順で考えると分かりやすいです。
種類は「正方形、長方形、軽量タイプ」の3つがあり、その中でサイズや色の違いがあるイメージです。
なるべく分かりやすくなるように下記にまとめてみました。
その①:正方形
使っている人が圧倒的に多いのは、正方形な気がします。
汎用性が高いので、色んな張り方を試したい人におすすめです。
正方形のサイズは下記の5種類。
- 2m×2m
- 3m×3m
- 3.5m×3.5m
- 4m×4m
- 5m×5m
一番人気の3m×3mには、さらにバリエーションがあります。
- ノーマル
- PRO:ループが多い・ハトメあり・最大4枚の連結可能
- UV50+:UVA、UVBの98%以上を偏向させる材料
- Recycled:ペットボトル258本をリサイクル
(Recycledは正確には3×2.9mです。)
あまりこだわりがなければ、ノーマルタイプを選んでおけば問題ないと思います。
ソロに合うサイズは?
僕は3×3を使っていますが、雨や雪でも問題なく使えて十分な大きさだと感じます。

中に蚊帳を張るにも十分なスペースがあります。

ただ、ハンモックとセットで屋根として張るなら、雨の日のことを考えると3.5mか4mの方が余裕があると思います。
その②:長方形
ヘキサタープみたいな感じで屋根として使う事が多い人は、長方形が便利そう。サイズは下記です。
- S:1.5m×2.8m
- M:2.5m×3.5m
- XL:3m×4.5m
その③:Super Light
通常のDDタープと耐水圧は同じでありながら、コンパクトで軽くなったもの。サイズは下記です。
- 3m×2.9m
- S:2.8m×1.5m
- XL:4.5m×2.9m
ほぼ正方形の3×2.9と、長方形のS・XLの3サイズ。
SuperLightなだけあって、3×2.9(460g)はノーマルタイプの3×3(790g)より330gも軽いです。軽量化を目指す人に良さそうですね。
DDタープの良いところと微妙なところ

次に、4年間使って感じた「良いところ」と「微妙なところ」を書いていきます。
微妙なところ:収納袋が窮屈
最初に微妙なところ。正直思い浮かばないんですが、敢えてあげるとすれば収納にちょっと手こずる事。
収納袋がピッタリサイズなため、タープをキレイに畳まないと入りません。最初は「え、入らなくね?」となり何回か畳み直しました。
とはいえ、たたみ方に気をつけたらうまく収納できるようになりました。最後に四つ折りにするとき、両端から真ん中へ折るようにするときれいに収納できます。
良いところ:色々な張り方ができる
これがDDタープ最大の魅力だと思います。
四角形だから折り紙のようにいろんな形にできるし、ループが19個も(PROと5×5はもっと多い)ついているので、ロープを通したりペグを打ち込むのに融通がききます。

市販のポールで設営するのはもちろん

木の間にロープを渡してその上に張ったり
閉じてタープ泊ができるように張ったり

落ちているものを使って設営したり

1枚持っているだけで、状況に合わせていくつもの張り方ができちゃうのがDDタープのいちばんの良いところ。
2〜3種類の張り方を覚えれば「今日はあの張り方でいくか」みたいに、その日過ごしやすい形で設営できるようになります。
DDタープの簡単な張り方を3つ紹介
具体的な張り方を3つ紹介します。僕がよくやる張り方で、この3つさえできれば困ることはないかなと思います。
その①:ダイヤモンド張り

左右・後方からの視線を遮りつつ、前面はフルオープンで開放的なダイヤモンド張り。前方の天井が高くなっており、焚き火しやすいのもポイントです。
必要な道具は以下の通り。
- DDタープ
- ポール×1本
- ペグ×6本
- 張り綱×2本
後方部分を折り返しつつタープ中央を引っ張ることで、荷物を置くスペースを作りつつ中を広くしています。
詳しい張り方は下記の記事をご覧ください。

その②:Aフレーム

タープの下を広く使えたり、蚊帳をセットで設営できたりと便利な張り方です。必要な道具は次の通り。
- DDタープ
- ポール×4本
- ペグ×8本
- 張り綱×3本
日中過ごす時は前面を張り上げて、寝るときは降ろして寝られます。詳細は動画で解説しています。
その③:クローズタイプ

昼は開放的に過ごして、寝るときは閉め切って寝られます。

必要な道具は下記です。
- DDタープ
- ポール×2本
- ペグ×6本
- 張り綱×2本
3箇所ペグダウンしてからポールで張り上げるだけの簡単設営。寝る時はポールを1本外すだけで閉め切れるので、テント気分で宿泊できますよ。
詳しい手順は別記事で解説しています。

慣れてくれば、覚えている張り方じゃなくてもその場で「こんな感じで張ってみようかな」と考えられるようになります。ぜひDDタープの自由度を楽しんでみてください。
よくある質問:DDタープの下で焚き火はできる?

YouTubeやSNSでちょくちょく受ける質問ですが、結論としては「できるけど、やる必要はない」と思ってます。
焚き火するなら、下記に気をつければDDタープに穴を空ける心配は少ないです。
- DDタープを十分な高さに張る
- 焚き火はタープから少しずらす
- 焚き火を大きくし過ぎない
ただ、穴が空くことを心配しつつタープ下で焚き火するくらいなら、タープから出て少し離れた場所で焚き火した方が存分に焚き火を楽しめます。
そう言った意味で、「DDタープの下で焚き火はできるけど、やる必要はない」と考えています。詳細は下記の記事をご覧ください。

DDタープのレビュー:まとめと関連情報

DDタープは、一言で言えば「変幻自在なタープ」。僕はDDタープを使い始めてキャンプの自由度が格段に上がりました。
- 人目を遮るように張りたい
- テントやハンモックの屋根にしたい
- テントみたいに閉め切って宿泊したい
そんな状況に合わせて張り方を変えられます。そのおかげで今は「DDタープを持っていけばどうにでもなる」とさえ思っちゃいます。
種類やサイズが豊富なので、自分に合った1枚も見つかりやすいはず。DDタープを使って、場所や状況に合わせた臨機応変なキャンプを楽しんでみてください。
他の役立ちそうな記事を貼っておくので、合わせてご覧ください↓
DDタープで焚き火する方法

DDタープのおすすめの張り方


DDハンモックとDDバックパックのレビュー


DDタープのレビュー動画