
DDタープを使い始めて早5年、春夏秋冬、山でも海でも晴れでも雨でも使い倒してきました。
有名なタープなので、どんなタープか気になっている人、選び方や張り方を知りたい人も多いと思います。
それらの疑問を解消できるよう、実際に使いまくった経験も踏まえてDDタープについて解説していきます。
DDタープは形を変えられる自由なタープ

DDタープは、張り方を自由に決められることが最大の魅力。
場所や天気によって張り方を変えられるので、一枚あればいろんなシチュエーションで遊べます。
特徴は形とループ
いろんな張り方ができる理由は、形とループにあります。
- 四角形だから折り紙みたいにいろんな形にできる
- ループが多くロープやペグを好きな場所に通せる
というわけです。

市販のポールで設営するのはもちろん

木の間にロープで張ったり

クローズドスタイルでテントみたいに張ったり

拾った材料に合わせて設営したりと本当に自由。

簡単な張り方を2〜3種類覚えれば「今日はあの張り方が良いな」と、その日過ごしやすい形で設営できるようになります。
DDタープは全部で14種類ある【サイズと形】

DDタープは全部で14種類(キャンピングカー専用モデルは除く)ありますが、ざっくりと下記の3タイプに分けられます。
- 正方形
- 長方形
- 軽量タイプ
この3タイプそれぞれにサイズや色が数種類あるという感じ。なので、悩んだら「まず種類を決める→サイズ選択→色選択」とすれば決めやすいと思います。
では3タイプをそれぞれ解説します。
正方形
引用:DD HAMMOCKS JAPAN https://www.ddhammocks.jp/
おそらくDDタープユーザーの大半が使っているであろう正方形タイプ。
汎用性が高いので、いろんな張り方を試したい人におすすめです。
正方形のサイズは5種類。
- 2m×2m
- 3m×3m
- 3.5m×3.5m
- 4m×4m
- 5m×5m
一番人気の3m×3mには、さらにバリエーションがあります。
- ノーマル
- PRO:ループが多い・ハトメあり・最大4枚の連結可能
- UV50+:UVA、UVBの98%以上を偏向させる材料
- Recycled:ペットボトル258本をリサイクル(正確には3×2.9m)
特にこだわりがなければノーマルタイプを選べばOK。僕はノーマルの3×3を使っています。
色は3×3のノーマルが「グリーン、ブラウン、ブラック、オレンジ、カモ」の5色。他はバリエーションが少なくなっています。
長方形
引用:DD HAMMOCKS JAPAN https://www.ddhammocks.jp/
長方形は下記の3サイズがあります。
- S:1.5m×2.8m
- M:2.5m×3.5m
- XL:3m×4.5m
正方形とはまた違った張り方ができるので、好みの張り方がある方を選ぶと良さそう。
カラーはグリーンとブラウンで、XLだけカモもあります。
Super Light
通常のDDタープと耐水圧は同じでありながらコンパクトで軽くなったもの。サイズは下記です。
- 3m×2.9m
- S:2.8m×1.5m
- XL:4.5m×2.9m
ほぼ正方形の3×2.9と、長方形が2種類。
SuperLightなだけあって、3×2.9(460g)はノーマルタイプの3×3(790g)より330gも軽量。
カラーは、3×2.9だけグリーン、ブラウン、オレンジの3色。SとXLはグリーンのみです。
ソロで使うならどのサイズ?
主観的な感想になりますが、僕は3×3を使っていて雨や雪でも問題なく使えるので十分な大きさだと感じます。

中に蚊帳を張る時もスペースは十分。

ただ、ハンモックとセットで屋根として張るなら、雨の日のことを考えると3.5mか4mの方が余裕がありそう。
風で雨が吹き込むような場合だと、ハンモックの端の方がちょっと濡れたことがありました。
DDタープの簡単な張り方を3つ紹介
具体的な張り方を3つ紹介します。僕がよくやる張り方で、この3つさえできれば困ることはないかなと思います。
その①:ダイヤモンド張り

左右・後方からの視線を遮りつつ、前面はフルオープンで開放的なダイヤモンド張り。前方の天井が高くなっており、焚き火しやすいのもポイントです。
必要な道具は以下の通り。
- DDタープ
- ポール×1本
- ペグ×6本
- 張り綱×2本
後方部分を折り返しつつタープ中央を引っ張ることで、荷物を置くスペースを作りつつ中を広くしています。
詳しい張り方は下記の記事をご覧ください。

その②:Aフレーム

タープの下を広く使えたり、蚊帳をセットで設営できたりと便利な張り方です。必要な道具は次の通り。
- DDタープ
- ポール×4本
- ペグ×8本
- 張り綱×3本
日中過ごす時は前面を張り上げて、寝るときは降ろして寝られます。詳細は動画で解説しています。
その③:クローズタイプ

昼は開放的に過ごして、寝るときは閉め切って寝られます。

必要な道具は下記です。
- DDタープ
- ポール×2本
- ペグ×6本
- 張り綱×2本
3箇所ペグダウンしてからポールで張り上げるだけの簡単設営。寝る時はポールを1本外すだけで閉め切れるので、テント気分で宿泊できますよ。
詳しい手順は別記事で解説しています。

慣れてくれば、覚えている張り方じゃなくてもその場で「こんな感じで張ってみようかな」と考えられるようになります。ぜひDDタープの自由度を楽しんでみてください。
DDタープの下で焚き火はできる?

YouTubeやSNSでちょくちょく聞かれますが、結論としては「できるけど、やる必要はない」と感じます。
タープを気にしつつ焚き火するくらいなら、タープから出て焚き火した方が存分に焚き火を楽しめると思うからです。
「最悪穴が空いちゃってもまあしょうがない」と思えるなら、下記に注意しつつ焚き火すればリスクは抑えられると思います。
- DDタープを十分な高さに張る
- 焚き火はタープから少しずらす
- 焚き火を大きくし過ぎない
詳細は下記の記事をご覧ください。

DDタープのレビュー:まとめと関連情報

DDタープは、一言で言えば「変幻自在なタープ」。僕はDDタープを使い始めてキャンプの自由度が格段に上がりました。
- 人目を遮るように張りたい
- テントやハンモックの屋根にしたい
- テントみたいに閉め切って宿泊したい
そんな状況に合わせて張り方を変えられます。そのおかげで今は「DDタープを持っていけばどうにでもなる」とさえ思っちゃいます。
種類やサイズが豊富なので、自分に合った1枚も見つかりやすいはず。DDタープを使って、場所や状況に合わせた臨機応変なキャンプを楽しんでみてください。
DDタープで焚き火する方法

DDタープのおすすめの張り方


DDハンモックとDDバックパックのレビュー


DDタープのレビュー動画