泊まりの登山用にサイズと使い勝手がしっくりくるクッカーが欲しくて、Ti Pasta pot 750を使い始めました。
結構悩んで選んだのですが、使ってみて大満足。
購入時に悩んだクッカーやエバニューの他のクッカーとの違いなどをまとめてみます。
Ti Pasta pot 750を選んだ理由
「サイズのちょうど良さ」と「持ちやすさ」が選んだ理由です。
ちょうどいいサイズ
これまで使ってきたMug pot 500はポットにもマグにもなる程よいサイズと形状で、日帰り登山やちょっとした外遊びで使うにはお気に入り。
一週間かけて歩いた信越トレイルでも大きな不満はなかったけれど
- ご飯分と保温ボトルに入れる分のお湯を一度に沸かしたい
- 棒ラーメンを一度に2束茹でたい
という点で泊まりではもう一回り大きなクッカーがあってもいいなと考えるようになりました。
900mlのクッカーも持っていますが一人ではちょっと大きいので、間をとって700mlくらいを探すことに。
トレック700
最初にいいなと思ったのが、スノーピークのトレック700。日本では廃盤となったはずが、タイミングよく数量限定で復活していました。
蓋の端に取っ手がついていて、片手で押さえられたり、使わないときは本体に掛けておけたりと独特な仕様が便利そう。
しかし実物を見に行ったら、エバニューの0.3mmチタンに慣れてしまったからか少し重くてがっしりしている印象。丈夫そうではあるけれどやっぱり軽い方がよくエバニュー製品を探すことに。
エバニューの2つの750ポット
エバニューのチタンポットには750mlが2種類。Solo set 750とPasta pot 750です。
それぞれ良いなと感じたのは次の点。
- Solo set 750:400Cupとセットで使える
- Pasta pot 750:持ちやすい持ち手
すでに400Cupを持っているからSolo setは不要。ということでPasta potに絞られたけど、、湯切りすることがないので普通の蓋でいいなぁ。
決めきれずにいたところ、ふと隣にあったMug pot500の蓋を乗せてみたらジャストフィット!見た目もすっきりして一瞬で気に入り、Pasta pot750に決めました。
Ti Pasta pot 750の概要
前置きが長くなりましたが、Pasta pot 750の概要をまとめてみます。
サイズと重さ
径93×深さ111mm、重量95g。
200、400、600mlにメモリがついています。無理なく沸かせるのは650mlほどでしょうか。
もちろん110サイズのOD缶はすっぽり入ります。
湯切りできる蓋
名前の通り、パスタを茹でて湯切りできる蓋。
本体にしっかりとはまり、少し力を入れなければ取れないので湯切る時も安心。
個人的にはあまり使わなそうだけど、麺をよく食べる人には便利そう。
縦長の持ち手
持ち手は横に長いタイプではなく縦長。しかも角度がついているので持ちやすいです。
難燃性のシリコンに付け替えていますが、もともとは赤のシリコンです。
Ti Pasta pot 750のレビュー
程よいサイズと持ちやすさがお気に入り。Mug pot 500の蓋を使えたのも良かったです。
一食+白湯にちょうどいいサイズ
ご飯と食後のコーヒー、350mlのボトルに入れておく分のお湯を一度に沸かせます。
500の時は食事用とボトル用のお湯を別で沸かさなければいけなかったので、一度で済ませられてすごく楽になりました。
棒ラーメンを2束作れる
500mlくらいのお湯で2束いけます。ちょっとドロドロだけど少し食べてからお湯を足せばまあOK。1束ずつ作って食べるよりかなり楽になりました。
食事類の道具が全部収まる
- プリムス P-115
- Wildoフォールダーカップ
- GSI スポーク
- BIC ライター
- ガス缶(110)
これらが全て入れられます。
一番気に入っているカトラリー「ゴーバイトクリック」も、400や500には入らなかったけれど750の深さなら収まります。
Mag pot 500の時は小物類を入れるとガス缶が入らず別で収納していたので、全体の大きさとしては結局同じくらいで済んでいます。
持ちやすい
縦長で少し角度のついた持ち手。
持って食べる時、横長タイプより手首の角度が自然なので持ちやすいし疲れにくいです。あまり気にしたことがなかったけれど、こんなに違うんだなと感心。
ちなみにシリコンはもともとは赤でザ・エバニューって感じですが、余っていたポイントで難燃性のシリコンを購入し付け替えてみました。グレーで落ち着いた見た目になりグッド。
切れ端をライターで炙ってみたら本当に中々火が付かず、付いたと思ったら溶けるのでなく炭化する感じでした。
蓋は変更
前述の通り、僕は使うことがなさそうなのでMug pot 500の蓋を使っています。
こっちの方がお湯を注ぎやすく、コーヒーを淹れる時なんかも便利。
まあもともとの蓋でも外せば普通にお湯を注げるので問題ないんですが、見た目もこっちの方が好みなので気に入っています。
いやー、お店で見ている時に気付かなかったら買っていませんでした。2つが並んでいて良かった。
パスタ好きじゃない人にもおすすめ
泊まり用にと思って買ったクッカーだけど、軽いし、小物をまとめて収納できて使い勝手がいいので日帰りでもこれを持っていくことが多くなりました。
パスタ好き以外にスルーされちゃいそうなネーミングですが、湯切りしない人にも普通に使いやすいクッカー。このくらいのサイズのクッカーを探している人にはおすすめです。