- ソロキャンプの装備を軽量化したいけど、どうしたらいいか分からない
- 装備を減らして不便にならないか不安で中々踏み切れない
こういった方へ、僕が荷物を大幅に軽量化した方法について経験談を交えつつお伝えします。
参考までに、僕がソロキャンプを始めた当初の装備はこんな感じで、キャリーカートに山盛りくらいの量でした。
その後は35〜55Lくらいのバックパック+クーラーボックを手で持つスタイルになり
現在は夏24L、冬30Lのバックパックでキャンプを存分に楽しめています。
もしかしたら「装備を減らす=不便になるのでは?」と考える人もいるかもしれません。確かに大量装備より不便かもですが、「不便=楽しくない」ということではありません。
そのあたりも詳しく解説しています。
ソロキャンプ装備を軽量化する方法
軽量化のためには、下記の2つの方法があります。
- ①余分な道具は持っていかない
- ②必要な道具をコンパクト化する
つまり「断捨離しつつ小型軽量な道具に変更する」ってこと。詳しくみていきます。
①余分な道具を持っていかない
「冷静に考えたらいらない物」とか「使わないけど一応持って行ってる」みたいな装備は削っていくのがおすすめ。
例えば、映え目的なだけで実用性は低いものとか、多めに揃えた食器や調味料類など。
悩む物でも思い切ってなくしてみると、意外と「あれ、全然いらないや」ってなるものです(キャンプが楽しくなくなるほど無理して削る必要はないと思います)。
②必要な道具をコンパクト化する
削れない道具はなるべく小型軽量なものにすることで、一気に軽量化できます。
例えば、フォームマットをエアマットにしたり、化繊シュラフからダウンシュラフにしたり。
ただ、基本的にアウトドア道具は小型軽量になるほど値段が上がるので、財布と相談しながら徐々に軽量化を進めるのがおすすめです。
装備を減らしたら不便になる?
装備を減らして軽量化したら、たくさんの装備を持ち込むキャンプよりは快適さは減るかもしれません。
しかし「不便=楽しくない」ってわけでもないと思うんですよね。
例えば、バーナー類を持ち込まずに拾った薪で焚き火料理するとしたら、便利さは減るかもだけど火起こしや焚き火料理に夢中になれたりします。
その上、荷物を減らして軽量化することで、準備や設営・片付けが格段に楽になったりもします。
「めんどくせぇ」って気持ちがかなり減るので、キャンプに行くハードルがめちゃくちゃ下がります。
そういった意味で、多少不便になったとしても楽しさや手軽さが増すので、あまりデメリットは無い気がします。
僕がキャンプ道具の軽量化で削った道具
装備を最小化するために、削ったりコンパクト化した道具の例を挙げていきます。
チェア
チェアではなく寝る時のマットを敷いて地べたスタイルにしたことで、かなり軽量化できました。
「地べたスタイルってどうなん?」って思われるかもですが、意外と居心地のいいスタイルですよ。
更にコンパクト化したい場合は、エアーマットとミニ座布団の併用もおすすめ。
ガスバーナー・焚き火台
ガスバーナーをCB缶用からOD缶用バーナーに変えると、クッカー内に収まるくらいコンパクトになります。
焚き火台も、重くてガッシリした重厚感のあるものと軽くてコンパクトなものがあります。有名なピコグリルをはじめ、数百グラムの焚き火台にすると本当に運搬が楽になります。
バーベキューコンロやガスバーナーを持たず焚き火台だけで出かければ、道具が減るだけでなく炭やガス缶などの燃料もいりません。
僕は今はコンパクトな焚き火台を持ちつつ、バックアップとしてアルコールバーナーを持つことが多いです。2つ合わせて400g以下なので、かなり軽量。
テント・タープ
テントとタープの両方を使っている人は、どちらかひとつを削るとかなり道具が減ります。
前室が広いテントを使えばタープは不要になるし、反対にタープ泊をすればテントはいりません。ハンモック泊も道具がコンパクトなのでおすすめです。
テント、タープ、ハンモック、どれを選ぶにしても薄い生地で軽いものを探してみると、デカくて重いものとは大違いでビックリします。
調理器具
料理にあまりこだわらない人は、クッカーとカトラリー、最低限の調味料があれば十分かも。家で下ごしらえしたりレトルト食品を使ったりなどの工夫もおすすめ。
僕は余分なクッカーや食器、鉄板、調味料ボックスなどは全て削りました。
とはいえ、キャンプ料理を楽しみにしている人がここを削ると楽しくなくなっちゃうので人によりけりです。
洗い物系
ポケットサイズのウェットティッシュを使えば、食器洗い用の洗剤やスポンジはいりません。
汚れが気になる人は、ウェットティッシュでだいたいの汚れを拭いて持ち帰り、家でキレイに洗うのがおすすめ。
シュラフ
暑い時期は対応温度はあまり気にせず、とりあえず軽量コンパクトなものを選んでいいと思います。
ただ、寒い時期のシュラフは慎重に選ばないと「寒さで眠れない」なんて事になりかねません。対応温度を重視しつつ、あとは重量やサイズで選ぶのがおすすめ。
同じ対応温度でも、軽くて小さいシュラフほど高価になります。ここはお財布と相談しつつ、手の届く範囲で選ぶと良さそう。
クーラーボックス
僕は16Lのハードクーラーを使っていましたが、小さめのソフトクーラーに変えてバックパックに入れるようにしました。
その後は保冷不要の食材を選ぶことで、クーラーボックス自体を削減。これはやりすぎかもですが、できるだけ軽量化したいって人にはおすすめ。
キャリーワゴンや道具箱
キャリーワゴンは、そのもの自体が大きくて重く荷物になりますよね。道具箱を何個も持ち歩くのも大変です。
それらを使わず、バックパックにしちゃえば装備を最小化できます。
道具をどんどん削っていけば、バックパックひとつに収めることができるようになります。
まとめ:できる部分から減らして軽量キャンプを楽しもう
キャンプ道具の軽量化について書いてきましたが、まとめるとポイントは下記の2つ。
- ①余分な道具を持っていかない
- ②必要な道具はコンパクト化する
一気にやろうとすると、やりたいキャンプができなくなったりお金が掛かり過ぎたりするかもなので、本記事で挙げた例を参考に少しずつ軽量化に挑戦してみてください。
それでは!