こんにちは、Tシマ(@tm_tshima)です。
キャンプをはじめて5年くらいなんですが、今までなんとなーくアルコールストーブの使用は避けてきました。
しかし最近、手軽かつ固形燃料より火力が強いアルコールストーブへの興味が湧き、エバニューのアルスト・スタンドのセットを使い始めました。
これがめちゃくちゃ使い勝手がよく、僕にとって今や欠かせない道具となっているので、詳細をレビューしてみます。
記事の内容
アルコールストーブや、五徳・風防選びで悩んでいる方の参考になればと思います。
エバニューアルコールストーブ・スタンドセットの詳細をレビューする
結論、なんで今まで使わなかったんだ、、、と思うくらい便利で、、アルコールストーブを基準にクッカーセットを組み直したくらい、めちゃくちゃ気に入りました!
まずはざっくりと基本情報を載せておきます。
サイズと外観
ストーブとスタンドに分けて見ていきます。
ストーブ
- 素材:チタニウム
- サイズ:7.1×4.2cm
- 重さ:34g
- 容量:70ml
手のひらサイズで、チタンなので驚きの軽さ。
100円玉を7枚持っているのと同じくらいの軽さです(100円玉1枚4.8g)。
炎が出る穴は2段になっています。
クッカーをストーブの上に直接置き、2段目の穴からの炎で熱することが可能。
ゴトクがなくても火にかけられるのはすごいですよね。
スタンド
- 素材:チタニウム
- 収納時:8.3×6.5cm
- 組立時:8.3×10cm
- 重さ:52g
スタンドもコンパクトで超軽量。
最初持った時は「軽っ・・!」と驚愕でした。
ストーブと合わせても86gなので、超軽量です。
アルコールを入れ、横の点火口からライターやマッチで点火するだけ。
シンプルな作りなので使い方も簡単ですね。
スタンドは単なる風除けでなく、上昇気流によって燃焼効率を良くするのだとか。
さらに「パワープレート」という薄い板が付属し、これをストーブの上に設置する事で輻射熱が発生してストーブが温まりやすく、低温でも火力を保てます。
また、パワープレートをスタンドの底に設置する事で、ウッドストーブへと早変わり。
スタンドは、風除け・ゴトク・ウッドストーブの3役をこなしてくれる優れものです。
組み立て
収納時はスタンドは上段と下段を重ね、中にストーブを入れておきます。
組み立ては簡単で、スタンドの下段にストーブを設置し、上段をスポっとつなげるだけ。
パワープレートを使う場合は、突起の上に乗せるだけ。
ウッドストーブとして使う場合は、スタンドの底にパワープレートを設置するだけです。
難しいことは何もなし。誰でも簡単に使えますよ。
エバニューアルコールストーブ・スタンドセットのメリットとデメリット
デメリットも正直に挙げてみます。
メリット
- 火力が強い
- 軽くてコンパクト
- ウッドストーブとして優秀
デメリット
- 燃費が悪い
- 火力調節や消火はできない
- 風除けとしては完璧ではない
詳しく解説します。
メリット①:火力が強い
公式サイトによると、30mlのアルコールで約5分燃焼し、およそ400mlのお湯を沸かすことができるとの事。
他のアルコールストーブと比べて高火力なようです。
噴出口が2段になっている効果ですね。
メリット②:軽くてコンパクト
ストーブ単体だと、なんと34g。
他の有名どころ、トランギア(110g)やエスビット(92g)と比べると圧倒的な軽さなことが分かります。
スタンドとストーブを合わせても、わずか86g。
スタンドとセットで他のストーブ単体より軽いって、どんだけ軽いんだって感じですね(°_°)
さらに、ストーブとスタンドがきれいに重なって手のひらサイズに収納可能。
スタッキングもしやすいです。
僕は今までガスバーナーや固形燃料、焚き火で湯沸かしや調理をしてきましたが、どの装備よりも軽量・コンパクトで気に入っています。
メリット③:ウッドストーブとして有能
ウッドストーブとしての使い勝手は、正直、期待以上でした。
かなり燃焼効率がよく、勢いよく燃えてくれます。
小さな本体なので大きい薪は入りませんが、小枝をバンバン入れて燃やすのが楽しいです。
デメリット①:燃費が悪い
ネット上の情報をみていると、火力が高い分、燃費が悪いとの声が多いです。
正直、僕はこのストーブしか使ったことがないので他との比較は分からないですが、あまり気になりはしません。
アルコール燃料って薬局で500ml400円くらいで買えるし、リッター買いとかすればもっと安いです。僕は下記を使っています。
他のアルストの使用経験がある人からしたら燃費が気になるかもだけど、個人的にはそこまでシビアに気にしなくていいのでは、と思っています。
デメリット②:火力調節や消火はできない
火力調整や消火のためのフタはありません。最大火力で、燃料がなくなるまで燃え続けるという男気あふれる道具です。笑
個人的には、慣れれば適量の燃料が分かってくるので、消火蓋はなくてもいいかなと思います。
ただ、火力調整はできた方がありがたい場面もありますね。
ここら辺は、上段の炎だけを覆うようなフタを作ることができれば解決できそうなので、今後簡単な自作方法を考えてみようかと思います。
追記:スタンド上段だけを使えば弱火になる
YouTubeのコメントで教えてもらったのですが、スタンドの上部を単体で使うと火力を下げられるとのこと。これで弱火で使えるようになりました。
アルストにクッカーを直置きした時と同じで、1段目の噴出口から出る炎が抑えられる感じです。
- お湯を最短で沸かしたい→スタンド2段の高火力
- 弱火で米を炊きたい→スタンド1段の低火力
こんな感じで、スタンドの使い方を変えることで火力調整ができています。
僕は最大火力で使いたい場面があまりないので、今はほぼスタンド1段の低火力でしか使いません。
デメリット③:風防としては微妙
スタンド上部の穴から風が吹き込むことで、風防にはならないのが正直な感想。風があるときはウインドスクリーンが必須。
とはいえ、ウインドスクリーンも一緒に持つのは邪魔くさいので、僕はアルミホイルを風防にしています。
アルミホイルなら、クッカーにアルストとスタンドを入れた隙間にしまえるので便利。軽いし、好きな形に変形できるので使いやすいです。
エバニューアルコールストーブ・スタンドと合わせておすすめの道具
下記の2点です。
- ナルゲン60mlボトル
- エバニューのポット
ナルゲン60mlボトル
燃料のアルコールを入れておくためのボトルです。
燃料ボトルには、トランギアのカッコいい物やバーゴの注ぎやすい物なんかもあります。
僕は上記2つでかなり悩みました。
しかし、いや待てよ、と。
せっかく超軽量でコンパクトなアルコールストーブとスタンドセットなんだから、燃料もコンパクトにしたいよな、と。
そこで選んだのが、ストーブにピッタリ入るナルゲンの60mlボトル。
エバニューのアルコールストーブにピッタリ収まるサイズです。
燃料も合わせてスッキリまとめられるので、かなりおすすめ。予備燃料も含め多めに持っておきたいなら、トランギアやバーゴのボトルが向いてそうです。
エバニューのポット
エバニューのチタンマグポット500と900は、アルコールストーブスタンドにぴったりフィットするポットです。
僕は500のポットを選びましたが、底部分がスタンドの径に合う形になっているんです。
「ゴトクにクッカーを置いてたら滑り落ちた」とか、あるあるだと思うんですが、そんな悲しい事故を防げます。笑
900の場合も、スタンドの径に合わせて底にくぼみがあるようです。
900→500→スタンド→ストーブと全て重ねてスタッキングもできるので、全部エバニューで揃えちゃうのもありですね。
ちなみに、500とスタンドとストーブのセット販売もされており、僕はそれを購入しました。このセットで重さは何と161g。
このセットがあれば、外でちょっとコーヒータイムとか、気軽に楽しめますよ。それがマイブームでもあります( ´ ▽ ` )
エバニューのアルコールストーブとスタンドのレビュー|まとめ
本記事では「エバニューのアルコールストーブとスタンドが超軽量で使いやすい話」について書いてきました。
メリットとデメリットをまとめると、下記の通りです。
メリット
- 火力が強い
- 軽くてコンパクト
- ウッドストーブとして優秀
デメリット
- 燃費が悪い
- 火力調節や消化はできない
- 風除けとしては完璧ではない
エバニューのアルコールストーブとスタンドは、とにかく軽くてコンパクト。軽装でアウトドアを楽しみたい時や、登山をする人にもおすすめです。
よく燃えるウッドストーブとしても使えるので、キャンパーにも役立つアイテム。
たった86gのセットでお手軽に湯沸かしや料理ができちゃうので、道具にスッと忍ばせて外遊びを楽しみましょう!
[…] エバニュー UL Pot 900のスタッキングやサイズの話【レビュー】最近使い始めた2つのクッカー。前回の記事でUL/ALUナベ700について語ったので、今回はU.L. Pot 900について書こうと思いま… エバニュー アルコールストーブとスタンドセットの2年使用レビューエバ… […]