買ってよかった!ソロキャンプのお気に入り装備とこれまでの変遷【Tシマ】

ブログやYouTube、SNSでいちばん多くいただく質問が「装備について」です。

そこで、僕が現在メインで使っている道具と、そこに至るまでの経緯なんかもまとめてみました。

お気に入りのアウトドア装備

カテゴリーごとに、お気に入りを1つ(または2つ)挙げました。一言コメントも添えていますが、より詳しいレビューはリンク先の記事をご覧ください🙂

バックパック:MOUNTAIN HARDWEAR マウンテンライト38

店頭で色々試し、容量、軽さ、背負い心地、デザインが気に入って選んだもの。
キャンプも登山も、泊まりの時はこれを使っています。

無骨系キャンプをメインでやっていた時は、ミリタリー系バックパックを色々使っていました。お気に入りはこちらの記事にまとめています。

テント


「軽量コンパクト、ダブルウォール、設営撤収が楽」の条件で半年以上探し続け、ようやく見つけたテント。アメリカから個人輸入しました。

タープ:DD Hammocks / DDtarp 3×3

正方形かつループがたくさんあることから、その時その状況に応じた自由な張り方ができます。種類や選び方、おすすめの張り方を下記の記事にまとめています。

≫DDタープ徹底解説!4年使い倒した僕がサイズや張り方をレビューする

マット:THERMAREST / リッジレストクラシック

フワフワしすぎないしっかりした寝心地が好きです。暖かい時期は単体、冬はエアーマットと重ねて使います。

サーマレストのクローズドセルマットの種類や、その中でリッジレストを選んだ理由は下記記事にまとめました。

≫リッジレストクラシックをレビュー!選んだ理由や他マットとの比較

エアーマット:NEMO / テンサーインシュレーテッド

冬だけ使うならR値がより高いテンサーアルパインが良いと思ったけど、秋から春にかけて使いかったのでこちらを選択。冬に足りない部分はリッジレストを重ねます。

≫ NEMOのテンサーインシュレーテッドをレビュー。安物マットとは違った!

寝袋:SEA TO SUMMIT / Ember EbⅡ

コンパクトなキルト型シュラフ。冬はくるまって、暖かい時期は掛け布団のように使えます。ダウン自体に撥水加工がされており、濡れても安心で心強いです。

≫【超軽量で撥水ダウン】SEA TO SUMMITの寝袋に大満足

焚き火台:STC / ピコグリル239

ボックス型なので、サクッと火が起こせて火力も強いです。火を眺めながらのんびり過ごしたい時は398を使います。

≫【ピコグリル239 レビュー】とにかく楽なボックス型焚き火台!

バーナー:プリムス / P-115 フェムトストーブ

1人で使うにはオーバースペックだなぁと感じながら、しばらくP-153ウルトラバーナーを使っていました。

信越トレイルを歩いたとき、やっぱりもっと小さくてコンパクトなものにしようと踏ん切りがついて購入したのがP-115フェムトストーブです。

≫フェムトストーブに買い換えた感想【ウルトラバーナーと比較レビュー】

アルスト:エバニュー / チタンアルコールストーブ 

ガスバーナーを持つほどでもない、でも固形燃料じゃ火力不足。そんなちょっとした外遊びの時に便利そうだと思って使い始めたアルコールストーブ。今ではバーナーよりも出番が多くなりました。

≫ エバニューアルコールストーブ完全レビュー!炊飯や燃焼時間、強火と弱火などの使い方

アルスト五徳:エバニュー / アルコールストーブスタンド

ウッドストーブにもなる五徳。「薪が落ちていれば焚き火、なければアルスト」みたいに、その場の状況で使い分けられるのがすごく便利。

≫エバニュー アルコールストーブとスタンドセットの2年使用レビュー

クッカー①:山クッカー角形

2つの鍋(1L・0.6L)とフライパンのセット。

2つの鍋それぞれに蓋がついていて、フライパンには焦げつき防止のコーティング。このセットは探しても中々見つからず、最高のクッカー。

他にもいろんなクッカーを試しつつ、結局山クッカーを6年使い続けています。

詳細レビュー ≫ 【ユニフレーム山クッカー レビュー】3点セットでフライパンが優秀な角形クッカー

クッカー②:エバニュー / マグポット500

登山やちょっとした外遊びの時に使用。エバニューのアルストとスタンドを中に収納できます。

名前の通りポットだけどマグにもなる絶妙なサイズ。お湯を細く注げるので、コーヒーも淹れる時も活躍。信越トレイルを歩いた時もクッカーはこれひとつを選びました。

関連記事 ≫ アルコールストーブにピッタリのクッカーセット考察

カトラリー

軽量コンパクトで、片手で伸縮できるのが便利。ただのフォーク、スプーンだけど、海外の公式サイトを見るとそのこだわりが分かります。

カップは軽くて小さい上に持ち手もついているウィルドゥのフォールダーカップ。

保冷(保温)したい季節はサーモスのタンブラー。350mlの缶を入れられます。

ランタン:RovyVon / Aurora A7

暖色のランタンかつペンライトにもなる超小型ライト。帽子につければヘッドライト代わりにもなるので緊急用としてもおすすめ。

 ≫ 【RovyVon Aurora A7(A5)レビュー】便利すぎる超コンパクトライト

ヘッドライト:PETZL / ビンディ

USB-Cケーブルを本体に直接さして充電できるのがお気に入り。バッテリーや電池を入れ替える手間がないです。

上下を無制限で角度を変えられるのも便利で、足元を照らすのはもちろん、首にぶら下げつつ前を照らすとかもできます。

 ≫ 新ヘッドライトにPETZL ビンディを選んだ2つの理由【レビュー】

財布:パーゴワークス / トレイルバンクS

アウトドア用に購入した小型の財布。28gで超コンパクト。札、カード、小銭数枚が入るので必要十分。カラビナに車の鍵をつけられるのもお気に入り。

≫トレイルバンクS レビュー|アウトドアも普段使いも便利な小さい財布

iPhoneケース:エレコム / NESTOUT Trekking

アウトドア向けの頑丈なケース。iPhoneをバックパックに取り付けられるホルダーが付属しているので、登山の時に重宝しています。

リングやスタンドにもなるので、日常使いでもかなり便利。

アウトドアスタイルと道具の変遷

道具紹介はここまでですが、「なぜこれらの道具に行き着いたのか」という理由も込めて僕のアウトドアスタイルの移り変わりを書いてみます。興味がある人は覗いてみてくださいm(_ _)m

グループでキャンプにハマる


友人と4人でキャンプを始め、どハマり。人数はどんどん増えて15人以上でやることも。道具もどんどん買い揃えました。

現在もたまにグループキャンプを楽しんでいます。友人と焚き火を眺めて飲みながらあれこれ語るのは、とても楽しい時間です。

道具いっぱいの快適ソロキャンプ


ひとりでもキャンプをしてみたいなと思い、ソロキャンプデビュー。グループキャンプと同様に、車のトランクいっぱいに道具を積んでキャンプ場へ。

しかし、ひとりで快適なキャンプだとやることがなく暇で、1回で飽きちゃいました。

ブッシュクラフトを知り、道具も変化する


暇にならないソロキャンプがしたいな〜と思っていた時、ネットの記事で「ブッシュクラフト」を知りました。

「最小限の道具と自分の知識や技術を活かし、現地の資源を上手く使いながら自然の中で過ごす」というスタイルに、「やりたかったのはコレだ!」とワクワク。

思い返せば、少年時代に山や川遊び、秘密基地作りなどが大好きだったので、自分にはこういう遊びが向いているんだなと妙に納得しました。

ブッシュクラフトは当時は今ほど日本で知られておらず、海外の動画などを参考にしながら始めました。

キャリーワゴンでなくバックパック。バーナーでなく焚き火。薪を買うのでなく、ノコギリや斧を使って作る。

不便だけど、ひとつひとつの行動に夢中になれて、快適キャンプにはない楽しさを感じて夢中になりました。

場所の限界と、そこからくる飽き

ブッシュクラフトにハマりながらも、直火で焚き火できたり、枯れ木を自由に切れる場所は限られていて、結局いつも同じ場所で繰り返すことになりました。

自分の所有地でやるか、なるべく自然溢れるキャンプ場に行くかのどちらかになっちゃうんですよね。

場所の制限によってマンネリ化して、どんどんつまらなくなっていきました。

新たな楽しみの発見


友人に誘われて、行ったことのないキャンプ場で2人でキャンプすることに。近くの湖でカヌーをしてからキャンプ場で宿泊。久々にワクワク感を味わいました。

「なんで今回はこんなに楽しかったんだろう?」と考えた時、ワクワクの要素は下記2つなんじゃないかな、と気付きました。

  • 行ったことのない場所へ行く → 場所に対する飽きを解消
  • 体を動かし、散策する → やることに対する飽きを解消

新しい場所に行くことは、すごく新鮮で楽しく感じます。さらに、そこで体を動かしつつあたりを散策すると、冒険心がくすぐられてこれもワクワクです。

今までやってきたキャンプやブッシュクラフトは、行きなれた場所へ行き、到着後はほぼ動かず、飯を食って酒を飲んで焚き火を眺めて寝るだけ。

それと反対のことをすると、こんなにワクワクするんだなと、良い気付きを得られました。

アクティビティ+キャンプ


「行ったことのない場所で、散策してキャンプ」をしようとして、家に眠っているクロスバイク思い出しました。

すぐに引っ張り出して、バックパックにキャンプ道具を入れて近所の自然の中へ。やっぱりワクワクして楽しいけれど、舗装路しか走れないのがネックです。

そこで、悩み抜いてマウンテンバイクを購入。極太タイヤとサスペンションのおかげで、自然の中に入っていけるようになりました。

さらに、マウンテンバイクで山を走っている時に見かけた登山道をなんとなく登ってみたら、低い里山なのに大興奮。

近場の山を手当たり次第に登りまくった後、遠出して高い山にも登ってみたりと登山にどハマり。登山とキャンプをセットで楽しむようになりました。

自転車や登山だと、どうしても道具を小型軽量化する必要が出てきます。

やりたいことに合わせた道具選びを

そんなわけで、道具をなるべく軽量・コンパクトに、ミニマム化を図った結果が、現在の道具になります。

どこへ行って、何をするとワクワクするのか。そのために必要な道具はどれなのか。

過去の僕と同じような「飽き」を感じている人や、何を考えて道具を選べばいいか疑問に思っている人などに、少しでも参考になれば嬉しいです。