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プリムス フェムトストーブに買い換えた感想【ウルトラバーナーと比較レビュー】

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これまで登山で使用してきたプリムスのP-153ウルトラバーナーを、P-115フェムトストーブに買い換えました。

フェムトストーブⅡにマイナーチェンジされたタイミングだったけれど、スペックの差はほぼ無く少し重くなったので、チェンジ前の115を選択。

というわけで買い換えた理由や感想を書いてみたいと思います。

フェムトストーブに買い換えた理由

買い換えの理由は、自分にはウルトラバーナーがオーバースペックだったから。特に去年の秋に1週間かけて歩いた信越トレイルで

「ここまでの火力はいらないから、もうちょっと小さく軽くしたい」

と感じました。

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ウルトラバーナーだとマグポット500にガス缶と合わせて収納できず別々にパッキングしていたので、ザックから掘り出すのがちょっと面倒でした。

フェムトストーブならガス缶と一緒に収納できる上に、バーナー自体の重さも約半分になります。

そんなわけでフェムトストーブがメルカリで安く出品されるのを待っている間に、なんと新型のP-116が発売するとの情報が。(現在は発売済み)

でも変更点を見てみると、ツマミの形状が変わったのととゴトクが若干頑丈になったくらい。重量は少し重くなるようだったので、115を購入しました。

フェムトストーブとウルトラバーナーの違い

ウルトラバーナーとフェムトストーブの主な違いを挙げてみます。

重さ・サイズ

重量と収納サイズを比べると下記の通り。

  • ウルトラバーナー:116g、8.8cm
  • フェムトストーブ:57g、7.4cm

フェムトストーブはウルトラバーナーの半分ほどの重さで、収納サイズも1.4cm短くなります。

エバニューのマグポット500にガス缶と一緒に入れられるし、400fdにも収納可能。

400だとガス缶は流石に中には入りませんが、重ねて収納袋に入れればスリムにまとまります。

僕はソロではこれらのミニクッカーを使う機会が多いので、フェムトストーブにしたおかげで調理系器具のまとまりが良くなりスッキリしました。

ゴトクの数と直径

ゴトクはウルトラバーナーが4本でフェムトストーブが3本。ゴトク径の違いは下記。

  • ウルトラバーナー:大148mm/小90mm
  • フェムトストーブ:大120mm/小80mm

広げた状態だと2.8cm、畳んだままでも1cmの差があります。

フェムトストーブは大きめのクッカーが乗せにくくなるかな?と思っていたけれど、900mlの浅型クッカーを置いたらこんな感じ。

もちろんウルトラバーナーの方がしっかりした安定感だけど、フェムトストーブでも不安定な感じは全くしません。

500や400のクッカーならかなり余裕があります。

火力と燃費

火力の違いは下記。

  • ウルトラバーナー:4.2kW/3,600kcal/h
  • フェムトストーブ:2.5kW/2,100kcal/h

数字で見るとウルトラバーナーの方が1.7倍ほど高火力。

ただ、実際に使うときにはどちらも最大火力にすることなんてなくて、フェムトストーブでも火力不足を感じることはないです。

ガスの消費量とガス缶(250サイズ)の燃焼時間はスペック上では次の通り。

  • ウルトラバーナー:245g/h・55分
  • フェムトストーブ:170g/h・80分

火力が低いフェムトストーブの方が低燃費。同程度の火力で使った場合はここまでの差はないのかも。

バーナーヘッドの形状

ヘッドの違いによって、ウルトラバーナーは炎が広がるのに対しフェムトストーブは一直線に燃え上がります。

湯沸かしならフェムトストーブの一点集中の炎でも問題ないけれど、広めのフライパンで調理する時なんかはウルトラバーナーの方が使いやすいです。

どちらの形もそれぞれ風に強い形状になっているから、ちょっとの風くらいなら問題なく火力を維持できます。

フェムトストーブに買い替えての感想

結論としては「最初からフェムトストーブを選んでおけば良かった」と思うくらい気に入りました。

火力や安定性は十分

繰り返しになるけど、ウルトラバーナーより火力が弱いと言ってもソロや2人で使う分には全く問題なし。フェムトストーブでも最大まで火力を上げて使うことはないです。

ゴトクも2人分くらいのサイズのクッカーなら安定して乗せられるから十分。

ちょっとの違いだけどかなりスッキリ

言ってしまえば一回り小さくなって52g軽くなっただけですが、自分の装備の中で収まりが良くなるというのはやはり気持ち良いものです。

調理系道具を一つに小さくまとめられたので、食事の時にガサガサとザックを漁ることもなくなりそう。

長旅になればなるほど小さなストレスを消していくことが大事だなと感じていたので、自分の中では結構テンションが上がる変化でした。

スペックが足りるなら小さくて軽い方が良い

キャンプも登山も、はじめた時は「大は小を兼ねる」でとりあえずスペックの高いものを選びがちでした。

小型軽量を求めるようになって、必要十分なスペックでなるべく小型のものを選ぶことが大事だな〜って思います。

というわけで、フェムトストーブに買い替えた感想でした。

そこまで小型軽量に拘らない方はウルトラバーナーで間違いはないと思いますが、ミニマム派の人にはフェムトストーブがおすすめです。

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POSTED COMMENT

  1. M'tgy1959 より:

    ULを取り扱う動画が多い中でTシマさんのオリジナリティを楽しまさせて頂いています。バーナーの件、全く同感です。私は熊野古道をシンプルにキャンプ泊でやろうと考えています。そのときに炊飯で、やはり米を炊きたくて、クッカーを考えたときにP153をP116に変更しました。

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