1週間の信越トレイルハイクに向けて、ヘッドライトとランタンを新調しました。選んだのはPETZLのビンディとRovyVonのAurora A7。
今回はAurora A7について、選んだ経緯や信越トレイルで使ってみてのレビューを書いていきます。
僕はA7を選びましたが、A5もほぼ同じ(サイドライトと蓄光の色が違う)だと思われるので、参考にしてもらえればと思います。
RovyVon Aurora A7(A5)の特徴
Aurora A7の特徴は下記になります。
とにかく小さくて軽い
長さ約6cm、太さ約1.5cmでめちゃくちゃ小さいです。
重さは17g。実測で16.5gと超軽量。
4段階のフロントライト
フロントライトとサイドライトがあるので、前方を明るく照らしたい時と近くをぼんやり照らしたい時、どちらの状況でも使えるのが便利。
点灯の種類は下記です。
- 押している間フロントライト点灯
- 2回押しで常時フロントライト点灯
- 3回押しで常時サイドライト点灯
- 常時点灯中に押すと明るさ変更
- 常時点灯中に長押しすると消灯
フロントライトは白色で、明るさは4段階(3、25、400、650ルーメン)。
650と400lmでの使用だと100秒後に自動的に130/90lmに減光されます。なぜかは分からないけど、発熱やバッテリー容量の問題でしょうか。
点灯時間は下記。
- 650lm:100秒→減光後(130lm)75分
- 400lm:100秒→減光後(90lm)150分
- 25lm:10時間
- 3lm:66時間
2段階のサイドライト
こちらはフロントライトと違ってオレンジっぽい光で、明るさは17、65ルーメンの2段階(点滅モードもあり)。
点灯時間は下記です。
- 65lm:3時間
- 17lm:12時間
クリップ付きで使い方いろいろ
付属のクリップを使えば、キャップに付けてヘッドライトとして使えます。
最新版だとこのクリップにマグネットが付いており、金属部にくっつけられるみたい。僕はバージョンアップ直前に買ってしまい、マグネットはありません。残念無念。
バッテリー式で充電可能
本体には330mAhのバッテリーが入っています。
充電にかかる時間は約90分。
モバイルバッテリーで充電可能で、最新版にはUSB-Cの充電ポートがついています。
僕は旧型なのでMicro-USB。
数日遅く買えばUSB-Cの新型になっていたと思うと悲しくなります(*_*)
防水性あり
IPX6の防水性があるので、少し雨に打たれるくらいなら安心できそう。充電ポートにも蓋がしてあります。
Aurora A7とA5の違い
Amazonで比べてもよく分からなかったので公式サイトを見てみたところ、違いは下記だと分かりました。
- A5:サイドライトが【白+赤】か【白+蓄光】を選べる。蓄光の色は緑。
- A7:サイドライトが【白+蓄光】のみ。蓄光の色は青。
大きさや明るさが違うのかと思ったけど、サイドライトの仕様と蓄光の色が違うだけみたい。公式ページが分かりにくいかつ英語なので確証は持てませんが、多分合ってると思います。
僕はサイドライトに赤色はいらないのと、蓄光は緑より青の方がカッコよく感じてA7を選びました。
選んだ理由はサイズとバッテリー
僕は今までの登山では、テント場で使うランタンとしてキャンプ用に買った「たねほおずき」を使ってきました。
しかし信越トレイルを歩くにあたり
- もっと軽くて小さいものがいい
- 単四電池3本よりバッテリーがいい
- サブのヘッデンとしても使いたい
と考えました。
荷物はなるべく軽くしたいし、スマホやカメラと合わせてモバイルバッテリーで充電できた方が便利。そして長距離ハイクではサブのヘッドライトがあった方が安心だと思ったからです。
それらの条件に当てはまるライトを探してドンピシャだったのがAurora A7で、これだぁぁぁと即ポチ。
ちなみに、同じ考えででヘッドライトもBlack DiamondのSPOT325からPETZLのビンディに買い換えました。スペック的にはSPOTの方が上だけど、軽くて必要十分な機能であるビンディも気に入っています。
RovyVon Aurora A7xのレビュー
実際に信越トレイルでA7xを使ってみて、本っ当に大満足でした。
とにかくコンパクト
この小ささと軽さはめちゃくちゃ助かりました。長旅になると少しでも重さを削りたくて、そんな中17gのこのライトはもう言うことなし。収納時も全く嵩張りません。
むしろ小さすぎて一度「無くしちまったぁぁ」と完全に諦めたくらい。次の晩に荷物の中からポロッと出ててきました。紛失には気をつけねばです。
サイドライトをメインで使用
ランタンとしての使用を目的に買ったので、フロントライトよりもサイドライトをメインとして使っています。
落ち着く暖色が心地よく、明るさはローモードでの使用がほとんど。
バッテリーも一晩の途中で切れることはなく、十分です。
基本はランタンとして使ってるけど、フロントライトもちょくちょく使います。
ちょっと明るく照らしたい、でもいちいちヘッドライトを付けるのは面倒なときに、A7のをサイドライトからフロントライトに切り替えるだけで済みます。料理中に手元を照らしたいとか、トイレや炊事場へ歩くときに活躍します。
ヘッドライトの予備になるという安心感も大きくて、メインのヘッドライトの紛失や水濡れによる不調、バッテリー切れなどに備えられます。
普段はテント場のランタンとして、いざという時はヘッドライトの代用になるまさに一石二鳥なところが大きなメリットに感じています。
クリップが何気に便利
付属のクリップで色々なところに付けられるのが意外と役立っています。
例えば服に付けてサイドライトを点ければ手元を照らせたり
テントのジッパーに付けて前室を照らしたり
もちろんランタン用フックに付けて使いもします。
帽子につける時しか使わないと思っていたけど、思わぬ場面で役立って重宝しています。クリップにマグネットまで加わった現行モデルはさらに使い勝手が良さそう。
キャンプにはサブランタンとしておすすめ
キャンプ用に購入を検討している人もいるかと思いますが、キャンプではサブランタンとして便利だと思います。
メインで使うには、A7のサイドライトはハイモードが3時間しか持たないし、ローモードだとキャンプでは光量不足かもしれません。
もっと明るくて点灯時間が長いランタンをメインにしてA7をサブにすることで、手元を照らしたりトイレに行くときのライトにしたりと役立ちます。
ひとつ持っておくと使い所の多いライト
ということで、Aurora A7はひとつ持っておけばランタンやヘッドライト、懐中電灯代わりにもなる用途の広いライトです。
小型化に拘らない人には他の選択肢も多いと思いますが、小型軽量で使い勝手の良いライトを探している人にはおすすめです。