ずっと気になりつつも、やっぱり小さすぎるかなと思って手を出さずにいたエバニューのチタンカップ400。
ハンドルなしタイプの発売を機に使い始めたので、使用感やスタッキング例について書いていこうと思います。
軽さと小ささが魅力な400サイズ

とにかく軽くて小さいのがチタンカップ400の魅力。
軽量コンパクト
外径102mm×深さ58mm、重量わずか50g。
ハンドルなしのタイプだと驚きの34gです。
吹きこぼさず沸かせる水の量は330mlくらいですかね。

マグポット500と比較
今まで使ってきたマグポット500と比べると、幅はほぼ同じ。

高さは3分の2くらいです。

重さはマグポット500が75g。
400はハンドルありが50g、ハンドルなしが34g。フタとなるマルチディッシュ(13g)を合わせるとそれぞれ63g、47g。
僕はハンドルなしを選んだので、カップと合わせてもマグポット500より軽くなりました。

簡単飯にちょうど良いサイズ
登山でよく食べる下記の食品なら、チタンカップ400で十分に足ります。
- カップヌードルシリーズ:300〜320ml
- 尾西アルファ米シリーズ110〜160ml
- カレーメシシリーズ:230ml
マルタイの棒ラーメンは450ml必要ですが、僕はよく300mlくらいのお湯でスープを少なめに入れて作っています。

チタンカップ400FDのスタッキング例
アルストを使う時はこんな感じのセットで使っています。


- プラ容器
- カーボンフェルト
- チタンカップ400FD
- アルスト
- 風防
- マッチ
- フォールダーカップ
プラ容器
チタンカップ400がすっぽり入るジップロックのスクリューロック(473ml)とセットで使う人が多いみたいです。チタンカップ沸かしたお湯をジップロックに入れてラーメンやアルファ米を食べるという使い方。

これなら、チタンカップは湯沸かし専用になるので汚さずに済むのが利点。
プラ容器も結局は綺麗に拭く必要があるけど、カレーなどは湯沸かしのクッカーで食べるのは気が引けるからこっちの方が良いかなと思っています。
僕はジップロックよりすっきり収まる容器を探して使っています。

アルファ米の袋を使い回すのがいちばん嵩張らなくて良いなーとも思うのですが

食べやすさはプラ容器の方が上なのでしばらく使い続けてみます。
カーボンフェルト
ハンドルがないので、持つためにカーボンフェルトを巻いています。

最初は100均でちょうど良さそうなシリコンを見つけてつけてみましたが、薄さのせいか熱さが伝わって持てませんでした。

公式のシリコンバンドでも熱いという情報があったのでシリコンは諦めてカーボンフェルトを使用。長さが足りるように30×45cmを買いました。

ちょうど良く切ってホチキスで止めています。

余った部分でアルストの下敷きも。

アルスト
ずっと使っているエバニューのチタンアルスト。
400FDにも収納できますが少し大きいのと、本燃焼に入るまで時間がかかるのがちょっと気になっています。
とりあえずYouTubeを見て自作したものを使ってみています。
風防
ミュニークのX-Meshが欲しいところだけれど、アルストと同様こちらもとりあえず自作。

アルミ缶だと弱すぎて安定性も不安だったので、フルーツ缶詰のスチール缶で作ってみたら良い感じです。重さも14gでそこそこ軽量。
マッチ

箱ごとは入らないので、チャック袋を小さく切ってマッチ5〜6本を入れて使っています。
フォールダーカップ
前から持っていたフォールダーカップが収納できました。持ち手部分が収納時にちょっと邪魔ではあります。
SEA TO SUMMITのX-カップならぴったり収まるみたいですが、持ち手があった方が飲みやすいのでフォールダーカップを使っています。
バーナー使用時

プリムスのP-115フェムトストーブとフォールダーカップ、ライターを入れています。ウルトラバーナーだと入りません。

110サイズのOD缶は入るけど蓋が閉まらないので、外側で重ねて収納袋に入れています。

マグポット500と同じようなサイズだから収納袋がぴったり。
エバニュー チタンカップ400FDの使用感

サイズ以外で良いなと思うところや注意点は下記の通り。
浅型は食事しやすい
深型よりもスプーンなどですくいやすく食べ物もよく見えるので、食事しやすいです。些細なことだけど、実際に使うと結構な違い。

ストレスなく食事を楽しむならやっぱり浅型だなぁと感じますね。
ハンドルはあった方が使いやすい
すっきりした見た目が気に入ったのとスタッキングしやすそうという理由でノーハンドルタイプを購入しました。ハンドルがないことでプラ容器にぴったり重なったので満足しています。

ただ、使い勝手はハンドルありの方が良いです。
掴むタイプのハンドルだといちいち掴むのが面倒だし カーボンフェルトをつけても、やっぱりハンドルよりは持ちにくいですね。

ちょっとでも軽量化したい人やぴったりとスタッキングしたい人でなければ、無難にハンドル付きを選んだ方が良いのかなと感じました。
サイズにこだわらないなら570や500
カップヌードルやカレーメシなどの食事なら400で足りますが、例えば大盛りのカップ麺を食べるとか、飲み物のお湯も同時に沸かすには小さいです。
コンパクト化にこだわらない人には、570カップやマグポット500の方が使い勝手が良い気がします。
コンパクト派や組み合わせて使う人におすすめ
というわけで、このチタンカップ400FDは極限まで装備を小さく軽くする人に重宝されるクッカーだということがよく分かりました。
また、他のクッカーと組み合わせて使うにはカップや取り皿として使うにもちょうど良いサイズ。キャンプで400FDを使う人が多いのにも頷けました。
僕は泊まりの登山などで装備を減らしたい時や、単純にコンパクト装備で遊びたい時、あとはキャンプで他のクッカーと合わせて使っていこうと思っています。

