焚き火

[SOTO ST-320レビュー]3種のバーナー使用経験から思うこと:310比較あり

こんにちは、T島(@tm_tshima)です。

CB缶用シングルバーナーを選ぶ時って、種類が色々あってすごく悩みますよね。

  • ST-320が気になるけれど、他のバーナーと比べてどうなんだろう?
  • ST-320を買う前に知っておくべきことはあるだろうか?

そんな疑問に答えるべく、記事を書いていきます。

記事の内容

この記事を書いている僕は、これまでSOTOのST-301、ST-310を使ってきました。
最近、訳あってST-320に買い換え、その使いやすさに感激しております。

3つのバーナーを使ってきた経験を踏まえて書いていくので、3分ほどお付き合いください(`_´)ゞ

ST-320をレビュー【コンパクト派におすすめ】

まずはST-320のスペックをざっと確認しましょう。

コンパクトなサイズ感

  • 使用時サイズ(本体のみ):幅53×奥行195×高さ77mm
  • 収納時サイズ:幅142×奥行78×高さ25mm

収納サイズは、iPhone11とほぼ同じくらい。

収納時の厚さ25mmは世界最薄。超スリムで収納しやすいです。

ガッチリとした箱型のボディは、誤って踏んでも壊れなそうなくらい頑丈。

重さ:380g

350mlの缶ジュースと同じくらいの重さですね。

めっちゃ軽いわけではないけど、重いと感じるほどでもなく、まあ普通かな、くらいです。

発熱量:2.1kw(1,800kcal/h)

SOTOのCB缶用ガスバーナーでは発熱量はいちばん小さい数字です。

ただ、実際に調理で使う際に「火力弱すぎだな」と感じることは無いし、ST-301や310と比べても正直あまり違いは分からないですね。

ガス缶の使用時間

公式ページによると、下記の通りです。

  • 約2.1時間(ST-760使用時)
  • 約2.6時間(ST-700使用時)

寒さに強いパワーガスで2時間ちょい、レギュラーガスで2時間半ちょい使えます。

使用時間が長い上に、CB缶はOD缶に比べてランニングコストがとても安いのでコスパ良しです。

付属品

ゴトクと収納ケースが付属します。

ゴトクは組み立てた本体の上に乗せるだけ。小さなクッカーやシェラカップを乗せても安定します。

収納ケースは箱型でかなりしっかりしています。


内側にはゴトクを入れるスペースも。

組み立てと収納

組み立て手順は、下記の通りです。

①:中のバーナー部を取り出す

本体を開くと、ピッタリきれいにバーナー部分が収まっているので取り出します。

②:スタンドを広げる

本体に沿って畳まれているスタンドを広げます。

③:バーナー部をセットする

本体の側面に板バネが2つ付いています。


この板バネにバーナー部のガイドを押し当てながら下に押し込みます。

板バネが「カチッ」とはまればOK。

④:ガス缶をセットする

黒い部分をしっかり外側に引っ張り出してからじゃないと、取り付けられません。

ガス缶の向きに気をつけて差し込み、左に90°くらい回せば取り付け完了。

遮熱板をしっかり立てて、あとは点火するだけ。
補助ゴトクを使う時は、本体のギザギザ部分にセットしましょう。

⑤:ツマミを回し点火

ツマミを反時計回りにひねって、反対側の点火スイッチを押します。

片付けは逆の手順。バーナー部を外す時、板バネを押しつつ外すのに少しコツがいるけれど、慣れれば簡単ですよ。

ST-320のメリットとデメリットそれぞれ3つ

メリットだけでなく、気になる点も正直に書いていきます。

メリット①:すばらしい収納性

きれいな直方体かつ、厚さはわずか25mm。
バックパックの小さなポケットにも入っちゃいます。

収納には困りません。

メリット②:風防効果が高い

V字型に開いた本体が壁となり、横からの風に影響されにくいのは嬉しいです。

僕はST-320を使い始めてから、ウインドスクリーンを持たなくなりました。
正面からは風が吹き込むけど、風向きに気をつければ問題ないですね。

どうしても気になる場合は、アルミホイルで壁を追加するのも良いと思います。

アルミホイルなら薄っぺらなので、一緒に収納しておけます。

メリット③:小さいクッカーも使える

補助ゴトクの幅は約4cm。
スノーピークのシェラカップを乗せても安定します。

デメリット①:レギュレーターは非搭載

次は気になる点を挙げていきます。

いちばん残念なのは、レギュレーターが搭載されていないこと。

レギュレーターが付いていると、寒い時にガス缶が冷えてガスを気化できず火力が落ちる現象を防いでくれます。

ST-310や330はレギュレーター付きなので、冬キャンプでも火力が落ちにくいんですよね。

暖かい時期しかキャンプしない人は気にしなくていいですが、晩秋から早春にかけてもキャンプする人は気をつけた方がいいです。

デメリット②:ガス缶をつけると結構長い

CB缶をセットすると、長さは約37cmになります。

僕はSOTOのフィールドホッパーというテーブルを愛用していますが、乗りはするけれど結構はみ出ちゃいます。

設置スペースはそれなりに必要ですね。

デメリット③:火が一点集中

火が出る部分は約3cm。
炎は放射状に広がるタイプではなく、真上に上るタイプです。

クッカーの中央に火が集中するので、大きなクッカーを使うにはあまり向かないかもですね。

ソロ用の小さめのクッカーを使う分には問題ないと思います。

ST-320、310、301の比較と僕が買い換えた訳

SOTOのCB缶用シングルバーナーは4種類あるので、どれにすべきか悩む人も多いと思います。

僕は4種類のうち3つを使ってきたので、その経験からそれぞれの比較や買い換えた理由を述べます。

*順番としては301→310→320と買い替えてきました。

ST-301からST-310に買い換えた理由

詳しくは「SOTO CB缶用シングルバーナー比較【後悔し買い換えました】」の記事に書きましたが、簡潔にまとめると下記の2点です。

その①:ドロップダウンに困り果てた

ST-301はレギュレーターが付いていません。前述した通り、寒い時期は火力が落ちてしまいます。

晩秋から早春にかけてのキャンプでは思うように調理ができず、レギュレーター付きのST-310への買い換えを決めました。

その②:分離式のホースが邪魔だった

ST-301は、ガス缶とバーナー部が離れてホースで繋がっている「分離式」というもの。

ガス缶が熱せられる心配も少なく、大型のクッカーでも安心して使えるのは大きな魅力です。

しかし僕は、収納するときに毎回ホースをまとめるのが面倒に感じちゃいました。

ホースが無い一体型のバーナーなら収納が楽そうだなと思い、次のバーナーにST-310を選んだわけです。

ST-310からST-320に買い換えた理由

ST-310は定番のシングルバーナーで、使っている人もめちゃくちゃ多いですよね。
人気なだけあって本当に使いやすく、最強のバーナーだと思います。

僕もST-301に抱えていた「ドロップダウン」と「収納の面倒くささ」という問題から解放され、大満足で3年ほど使ってきました。

そんな最強バーナー、ST-310からST-320に買い換えた理由は、2つあります。

その①:もうヤケドしたくない

ST-310は、脚部分が火で熱せられるので、使用後はめちゃくちゃ熱くなります。

それを防ぐためにシリコンチューブを付けるのが定番の改良法。
僕も買ってすぐにチューブをつけました。

しかし、アホな僕はチューブより上の熱い部分を持っちゃうことがしばしば。

熱い思いを何度もして、ガチなヤケドで水膨れになったことは2回あります。

2回目にヤケドをした時、「絶対3回目もやっちゃう」と確信したので、その前に他のバーナーに変えることを決意しました。

その②:ST-320の収納性に惹かれた

310は、ホース付きの301に比べたらとても収納しやすいです。
しかし、剥き出しの脚や金具部分が収納袋に引っかかり、袋はほつれまくり。

この引っかかりが地味にストレスで、ST-320のキレイな四角いボディが超魅力的でした。

上記2つの理由から、ヤケドを機にST-320に変更しました。

収納性は、ダントツだと思う

301、310、320を使ってきて、320の収納性はずば抜けています。
直方体のボディに収まり、かつ収納ケースもしっかりした作りで、ストレスなく収納可能。

収納ケース、320のクオリティだけ高すぎですね。他はただの袋なのに・・・(別売はしてるけど)

大きめのクッカーなら、301か310

320は、バーナー部の中心から遮熱板までが6.5cm。
つまり、直径13cmのクッカーまでが適していそうです。

  • ST-301:直径25cmまで
  • ST-310:直径19cmまで

公式ページに上記の記載があるため、直径13cm以上のクッカーを使うなら301か310になりますね。

火力は大差なし

ST-320を購入するに当たって不安だったのが、301、310、330に比べて弱い火力。

  • ST-301:3.7kW(3,200kcal/h)
  • ST-310:2.9kW(2,500kcal/h)
  • ST-320:2.1kW(1,800kcal/h)
  • ST-330:2.6kW(2,200kcal/h)

数字からどのくらいの火力かを想像はできなかったですが、他と比べて明らかに弱いんだなーとは思ってました。

しかし、実際に3つのバーナーを使ってみた感想は「正直、よく分からん」です( ˙-˙ )

当たり前だけど、どのバーナーでも問題なくお湯沸かしも料理もできます。

「もっと火力が出せたらなぁ」と思ったことも一度もないです。というか、ST-320でも最大火力で使うことはありません。

バーナー部の径の広さは、使うクッカーによって気にした方がいいかもですが、火力はそんなに気にしなくていいんだな、と分かりました。

ドロップダウンだけは、気にした方がいい

収納性がバッチリだし、火力の弱さも気にならなず、個人的には今まで使ってきた中でいちばんお気に入りのバーナーです。

ただ、唯一残念なのが、レギュレーターが付いていないこと。

301から310に買い換えたいちばんの理由が「ドロップダウンに困ったから」だったのに、320ではまたレギュレーター非搭載。

それでも買い換えたのは、301を使っていた時と違い、焚き火やアルコールストーブなど熱源の選択肢が増えたからです。

「寒くてST-320が使えなければ、焚き火かアルストで料理すればいいや」くらいの感覚です。

どうしてもドロップダウンが気になる人は、他の熱源の使用を考えるのもおすすめ。
熱源はバーナーしか考えていない人はレギュレーター付きを選ぶのが無難かなと思います。

ST-320レビュー|まとめ

本記事は「[SOTO ST-320レビュー]3種のバーナー使用経験から思うこと:310比較あり」について書いてきました。

ST-320は、他のCB缶用シングルバーナーにはないスリムな収納性。
風にも強く、小さなクッカーも使える便利なバーナーです。

レギュレーター非搭載なのが唯一の懸念点だけど、他の熱源があればそこまで心配しなくても良し。

コンパクトな装備を求める人にはとてもおすすめですよ!
本記事がSOTOのCB缶用シングルバーナー選びの参考になれば嬉しいです。

おすすめ記事

SOTO CB缶用シングルバーナー比較【後悔し買い換えました】ガスバーナーの有名メーカー、SOTO。 初めてのバーナーでSOTOを選ぶ人も多いと思います。 中でも、CB缶を使うバーナーは燃料...

POSTED COMMENT

  1. sho-yzr より:

    初めまして いつも楽しく拝見させていただいています
    実際の使用感でのレビューなので説得力が高く まだまだ初心者の私にはありがたいです 動画での装備紹介も拝見しましたが 可能であれば 焚火や装備の寝る前の処理や片付け クッカーの洗い方等あまりYOUTUBEでも見かけないものも紹介してほしいです

    • bushcraft-beginner より:

      いつもご覧いただき、ありがとうございます。
      そちらの内容について、近いうちにYouTubeにて話してみようと思います。
      貴重なご意見ありがとうございます。

      • sho-yzr より:

        動画見させていただきました
        参考になりました ありがとうございます

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)