キャンプを始めて8年、「夏って寝袋いらないよな〜」と思いつつ、でも無いのもどこか不安で毎回持っていっていました。
ですが今シーズンからは思い切って寝袋の使用をやめて、かわりにインナーシーツを使い始めました。これがすごく良い感じなので、記事にしてみます。
同じ悩みをお持ちの方の参考になれば嬉しいです。
夏キャンプに寝袋はいらないのか?
夜になっても気温が下がらず20℃台後半とかある日は、寝袋なんて使っていられません。いくら薄い寝袋でも暑いです。なんせ、半袖半ズボンの状態でも暑いですから。
暑さを避けて高所にあるキャンプ場に行くとかなら寝袋があった方が良いだろうけど、個人的には平地のキャンプ場だとまずいらないなと感じています。
寝袋はいらないけど、無いのも不安
「じゃあ寝袋なんか持っていかなくていいや」と割り切れればいいのですが、それはそれでちょっと不安だったりするんですよね。
「夜気温が下がったら掛けるものものが欲しいかも」
「いらないだろうけど、一応持っていくか」
みたいな感じで、結局いつも持っていっちゃう。で、やっぱり使わない。
そんなことを何度も繰り返してきました。
僕が使っている3シーズン用寝袋は、ネイチャーハイクのもの。
夏はジッパーを開けて一枚の状態にして使ったりもしましたが、それでも掛けていられないことがほとんど。朝目覚めるとテントの隅に追いやられているのがオチです。
家で使っている薄手のタオルケットを使ったこともあるけど、帰ってきてから洗って干すのが手間で一回でやめちゃいました。
インナーシーツを使って感じたメリット
というわけで今シーズンからは、今まで買おうと思いつつ手を出せずにいた「インナーシーツ」を買ってみました。「インナーシュラフ」とも呼ばれますね。
これがすごく良いです。もっと早く買えば良かった!と本気で思います。キャンプだけでなく家でも毎日使って感じた、インナーシーツのグッドポイントを挙げてみます。
①薄くて暑くない
寝袋みたいに中綿が入っているわけでなく、ただ一枚の布。夏はこれを腹にかけるくらいで十分。ちょっと涼しいなと感じる気温だったら、寝袋みたいに中に入ればOK。
②軽量コンパクト
個人的には、これが一番のメリットだと思っています。快適温度15℃の3シーズン用寝袋と比べるとこのくらい。めちゃくちゃ小さいです。
僕はバックパックでキャンプにいくので、この小ささはすごく助かります。寝袋は「いらなそうだけど一応持っていく」には大きすぎるんですよね。その悩みが解消されました。
③簡単に洗える
寝袋やタオルケットは、大きくて洗ったり干したりするのが面倒。夏キャンプで寝汗をかきまくると洗いたくなるけど、気合を入れないと洗濯する気になれません。
インナーシーツは薄くて小さいので、他の洗濯物とまとめて洗濯機に突っ込むだけ。洗濯後は干しておけばすぐ乾きます。
洗いたくなったらすぐ洗えるので、家で使うにも便利だなと感じています。
④冬も使える
名前の通り、本来は寝袋の内側に入れて使うもの。保温性をアップさせたり、寝袋に体の汗や汚れが付くのを防いでくれます。
夏は単体で使って、冬は寝袋と合わせて使える。一年の中で出番が多いから、コスパも良いと言えます。
僕が選んだインナーシーツと、悩んだもの
僕が選んだのはモンベルの「キャンプシーツ」なのですが、その他に良さそうだと思ったインナーシーツもあったので、選んだ過程も含めてまとめてみます。
SEA TO SUMMIT クールマックスアダプター
当初買うつもりだったのがこのインナーシーツ。
寒いときは暖かく、蒸し暑い時にはドライで爽やかな寝心地という説明に惹かれて、これにしようと決めていました。
高すぎずチープ感もないので、機能性と価格のバランスもいい感じ。
店頭で実物を見て、やっぱり良さそうだなと思ったのですが、、隣に並んでいたもっとコンパクトな商品に目移り。それが次のシルクライナーです。
SEA TO SUMMIT シルクライナー
125gと超軽量。クールマックスアダプターより100g以上軽いので、持ってみると結構違うなという感じ。
シルクは肌触りの良さと、吸湿性、通気性、保温性など機能性も優れているらしいです。どのメーカーのインナーシーツも、上級グレードはみんなシルクですね。
SEA TO SUMMITのシルクライナーは、シルクと合わせて一部ストレッチ製のある素材を使っていて、寝返りも打ちやすそう。
キャンプで使うにはオーバースペックかもだけど、登山でも使うつもりなので、コンパクトさと機能性に惹かれました。
「これ選んどけば間違いない感」が半端なかったのですが、、、さすが高級素材のシルク、お値段は1万円ほど。
シーツに1万はなぁと萎縮してしまい、その反動から結局店内で一番安かったモンベルのキャンプシーツをチョイス。(なぜ当初買うつもりだったクールマックスアダプターにしなかったのか、自分でも謎)
モンベル キャンプシーツ
結局選んだキャンプシーツは、2千円ちょいとかなりお手頃。モンベル製品という安心感もあります。
(ちなみに少し前まではモンベルにもシルク製のインナーシーツがあったみたいだけど、今はありませんでした。)
夏に腹に掛けて寝るくらいなら、これで十分だなーという感じ。
2千円で先ほど挙げた4つのメリットを享受できるので、夏用に買うならおすすめです。
ただ、中に入ってみると生地に伸縮性がなく、寝返りを打つ時とかはちょっと窮屈さを感じます。
これから寒くなって寝袋と合わせて中に入って使うときは、もしかしたら「シルクライナーにしとけば良かった」と思うのかも。
とりあえず1年を通して使ってみて、どうしてもシルクライナーが欲しければ買い換えるかもしれません。
インナーシーツ、一枚あると便利です
そんなわけで、夏に寝袋の代わりにインナーシーツを使うのは、必要十分でコンパクトだし洗濯も簡単、そして一枚持っておけば冬も使えるので凄く便利です。買って良かった。
夏は寝袋いらないんじゃないか、でも無いのも不安、みたいに感じている人は、インナーシーツの使用を考えてみてはいかがでしょうか。
加えて、マットをキャプテンスタッグからサーマレストに変えたら、寝苦しさが和らいだ気がしています。詳細は下記記事をご覧ください。
それでは!