そんな疑問を持っている人はいませんか?
寝袋は本当にたくさんの種類が売られていますね。安くてもレビューがいい商品もたくさん見かけます。
今回は、僕が約2,000円の寝袋で1年間キャンプをしてきた経験をもとに「安い寝袋で冬キャンプを乗り越えられるか」というテーマで記事を書いていきます。
※暑さ・寒さ耐性には個人差があるので、参考程度に読んでもらえればと思います。僕は雪国育ちで、寒さに強い方だと思います。
記事の内容
- 安い寝袋で冬キャンプを乗り越えられるか
- 効果があった安い寝袋での暖の取り方
- 高い寝袋を買おうと決意した瞬間
安い寝袋で冬キャンプを乗り越えられるか

僕は昨年の春から約1年間、2,000円の薄めの寝袋(快適温度15℃)でキャンプをしてきました。
冬の雪上キャンプでも同じ寝袋でした(アホですね笑)。
結論から言うと、予想通り冬はキツかったです(笑)。具体的には、0℃以下になるとよく眠れませんでした。
こんなことしようとしている人なんていないかもしれませんが、もし僕のように「年中安い寝袋で済ませられないかな」と考えている人がいれば参考にしてください。
1年間使用した安くてコンパクトな寝袋
僕が1年間使用した寝袋がこちら。
僕は当時2,000円ちょっとで購入しました。この寝袋を選んだ理由は2つ。
・コンパクトに収納できるから
・安くてレビューでも高評価だから
ちなみに、さすがに購入時点では冬もこれを使おうなんて考えていませんでした。笑
何度も使ってみての感想は、シンプルに「いい寝袋だな」ということ。
収納してベルトを締めるとかなりコンパクトになる
ジッパーやマジックテープなど細かい部分も丁寧な作り
この辺りが気に入りました。
冬を迎える前、高くても暖かくてコンパクトなダウンシュラフを買おうかな〜と悩んだのですが、「この寝袋でも工夫次第で冬越せるんじゃないか?」という変な自信が出てきて挑戦してみることにしたのです。笑
冬はさすが厳しい
この寝袋で冬キャンプに挑んだ結果、やはり寒かったです。笑
厳しいなと感じるのは、0℃以下になった時。
寒さで一睡もできないということはないですが、何回かは目が覚め、その度に「さみー!」ってなってました。
寝たり起きたりを繰り返しながら朝を迎え、少し気温が上がってくると爆睡するといった感じでしたね。
ほんと、なにバカなことをしていたんだろうと思います。笑
でも反対に言えば、0℃までくらいだったら工夫次第で普通に寝ていました。
効果があった安い寝袋での暖の取り方

安い寝袋で冬キャンプをした際に効果があった方法を書いておきます。
方法1:重ね着
すごくシンプルですが、たくさん着込んで寝袋に入っていました。
頭部
ニット帽、ネックウォーマーを着用。
あるとないとでは大違いです。
上半身
ヒートテック、コットンシャツ、薄いダウンジャケット、ウールセーター、ダウンジャケットを着用。
こんなに着込むと寝にくそうですが、僕はもこもこしてクッション性があってなんだか好きでした。
ダウンジャケットは、モンベルのしっかりした作りのもの。
これを持っていたから、「ダウン着ればいい寝袋なくても大丈夫だろう」という考えになったのです。
下半身
ヒートテック、裏起毛スウェット、冬用ウインドブレーカーを着用。
裏起毛のスウェットがかなり暖かかったので、下半身が寒くて起きることはあまりなかった気がします。
方法2:湯たんぽ
お湯OKのペットボトルに熱湯を入れ、タオルで包んで寝袋の中の足元にいれると、すごく暖かいです。
冬だとすぐ冷めてしまいますが、寝付きが良くなるのでおすすめ。
安い寝袋はやめようと決意した瞬間

ある冬キャンプでの出来事
着込めるだけ着込み、湯たんぽも用意して丸くなって寝ても、氷点下まで気温が下がるとよく眠れません。
ある日の雪中グループキャンプで、友人がモンベルのバロウバッグ #1 を買ってきました。
その友達も、それまでは僕と同じように安くて薄い寝袋で冬キャンプをしていました。しかしそろそろ限界を感じ、いい寝袋を用意したとのこと。
そしてその夜、僕は案の定何度か目を覚ましながら、どうにか朝を迎えました。
起きて隣をみると、気持ち良さそうにすやすや寝ているバロウバッグに包まれた友人。
起きてから話を聞くと、全く寒くなかったとのこと。むしろ、暑くて途中で目が覚め、服を一枚脱いだらしいのです。
その話を聞いて、もうこんな苦行みたいなことをするのはやめにしようと思いました(°_°)
来シーズンの冬キャンプではきちんと冬用の寝袋を用意しようと思います。
冬に快適な寝袋を夏も使う
僕がやっていたことは、「夏快適な寝袋を冬も使う」ということです。これは中々厳しかったですが、反対に「冬快適な寝袋を夏も使う」なら、余裕そうです。
例えば、モンベルのダウンハガー800 #3 。
これなら、冬はちょっと着込んで寝ればちょうど良さそうだし、夏は体に掛けるだけにすればサラサラして心地良さそうです。
まとめ:1つの寝袋で1年過ごすなら、いい寝袋を使おう
1年間のアホな経験をまとめます。
・安くて薄い寝袋(適温15℃)で冬キャンプは厳しかった
・それでも、工夫すれば0℃くらいまでは眠れる
・冬快適な寝袋を夏も使うのがおすすめ
なんだか当たり前すぎることを長々と書いてきた気がしますが、もし夏用の薄い寝袋を買って冬も使おうと思っている人がいたら、反対に冬使えるものを夏も使うことをおすすめします。
それでは!