そんな方に向けて、キャンプ用のバックパックに求める条件を確認しつつ、僕が現在使っているTHE NORTH FACE のカイルス35というバックパックのレビューを書いていきます。
バックパックに求めること【カイルス35を背負って驚き】

まず、キャンプ用のバックパックに求める事についてまとめます。
背負いやすさと収納力
キャンプ用バックパックには、ミリタリーテイストなデザインを選ぶ人も多いですが、背負い心地がよくて収納力があるバックパックもおすすめ。
- 背負い心地が良い=登山やトレッキング用
- 収納力=自分の装備に合ったサイズ
この2点が選ぶポイント。
理由:キャンプ道具を全て詰め込むから
なぜ背負い心地と収納性を重視するかというと、キャンプ道具のほぼ全ての道具をバックパックに入れるからです。
オートキャンプのように、快適に過ごすためのたくさんの道具を車に積んで運び込むというような事はしません。
特に、「ブッシュクラフト」というスタイルが好きな人であれば、最小限の装備をバックパックに詰め込んで自然の中に入っていきます。
となると、まずは野営で使う全ての道具を入れられる容量である必要があります。
当然、野営道具を全て詰め込むとそれなりの重量になるため、背負い心地が良いバックパックを選んでおいた方が疲れにくい訳です。
初めはデザイン重視で選んだけど、今は背負いやすさ重視になった話
少し僕の経験を書かせてもらうと、僕はキャンプ用バックパックを買うときにデザイン重視でDD bergen rucksackを購入しました。
(詳細はミリタリーなリュックの紹介!〜キャンプ・ブッシュクラフト用バックパック〜で紹介してあります。)
DD bergen rucksack はミリタリーなデザインがとてもかっこいいし、小物類を入れるポケットが充実していてすごく使いやすいです。不満を感じる部分はありませんでした。
ところが、キャンプとは関係なく旅行用のバックパックを探していた時の事。
THE NORTH FACE の店舗でカイルス35を担がせてもらうと、「登山やトレッキング用のバックパックってこんなに背負い心地が良いのか!」と衝撃を受けました。
背中へのフィット感がすごいし、荷物を入れて背負ってもびっくりするくらい軽く感じるんです。すごく気に入って即購入し、旅行で大活躍してくれました。
それからというもの、キャンプ行く時も背負いやすさを求めてカイルスを使う事が増えました。
- 野営地について歩く距離が長い時はカイルス
- それ以外はDDのバックパック
というように選択肢が2つになり、場合に応じて使い分けられるようになりました。
そんな経験から、もちろんデザインだけでなく、「背負いさすさ」も大事な要素だと考えるようになったのです。
ブッシュクラフトで使うカイルス35【レビュー】

続いて、ブッシュクラフトでのカイルス35の使用感についてみていきます。
腰のベルトとトランポリン構造で背負いやすさ抜群
登山用バックパックには必ず付いている腰回りのベルト。これをしっかりとめることで重さが腰にも分散され、不思議と軽く感じます。

また、カイルス35は背中に当たる部分が「トランポリン構造」と呼ばれる作りになっています。
アルミフレームにメッシュ生地が張られている事で、背中とバックパックの間に隙間が空いて蒸れにくいんです。


これは汗をかく季節にはすごくありがたいです。背中がべっちょり湿ってしまうと不快感を感じますもんね。
側面に装備を取り付けられる
カイルス35の側面には、2本のベルトが付いています。

このベルトを使えば、バックパックの中に入らない道具を持ち運ぶ事ができます。僕はテントとマットを装着しています。

簡単に出し入れ可能なフロントポケット
バックパック正面には、大きなフロントポケットが付いています。

チャックが付いている訳ではなく、閉じる事ができないこのポッケ。どんな使い方をするんだろうと購入時に店員さんに聞いてみました。
「旅行の時などはサンダルなんかを入れておくと、履き替えたい時にわざわざ荷物を漁らずにすぐに取り出せます。ポケットの底には穴が空いているので、濡れたまま入れても水が出ていきますよ。」とのこと。
確かに、ポケットの底には小さな穴が空いていました。

僕はこのポッケには、フィールドに付いたら一番最初に取り出すグランドシートを入れています。
パッと取り出して地面に広げ、そこにリュックをおいて荷物を出すことができるので便利です。
あと、撤収の時もすごく便利。
荷物を全部片付けたと思ったのに、しまい忘れたものを発見した時って「またバックを開けなきゃ。めんどくせー(°_°)」ってなりますよね。
その時にこのフロントポケットにポイっと放り込んで置けるので、面倒くささが軽減されます。
弱点?:生地が薄い
いいところを書いてきましたが、唯一不安だったところもあります。それは生地の薄さ。
実際に触ってみないと分かりませんが、なんというかシャカシャカした素材で「薄いなぁ」という印象。
ところが調べてみると、軽量化のためにあえて薄い生地にしており、置いた時にスレやすい底部分は厚手の生地になっているとのこと。
確かに底部分は丈夫な生地だし、他の部分が薄い生地だからこその約1kgという軽さのようです。
どのくらいの道具が入るか
容量35リットルと言ってもあまりピンとこない人が多いと思うので、僕がこのバックパックに入れている装備を紹介しておきます。

ざっくりとこんな感じです。
これらを詰め込んでまだちょっと余裕があるかなといったところ。着替えを入れればちょうどいいくらいになります。
装備の詳細はこちらのページをどうぞ。
≫【ソロキャンプ・ブッシュクラフト 】バックパックにパッキング【装備一覧】
まとめ:背負い心地のいいバックパックで楽にキャンプを楽しもう
記事をまとめます。
- 「背負いやすさ」と「自分に合った収容量」が大切
- 歩く距離が長ければ背負いやすさを重視
- カイルスの良さ:背負いやすい、フロントポケット、側面のベルト
本記事では、キャンプ用バックパックでは背負いやすさが大事だと述べてきましたが、みなさんはデザイン性と機能性のどちらをとりますか?
具体的な使用シーンを想像して、自分にぴったりのバックパックを見つけてくださいね!
次のキャンプにはお気に入りのバックパックで出かけてみてください。
それでは!