ブッシュクラフトをやろうと思った時に、どこでやればいいか迷うかもしれません。
自然の素材を使うことから、ブッシュクラフトをするフィールドは主に森林になるかと思います。
そこら辺の山と山間部のキャンプ場という2つの選択肢があると思いますが、それぞれについて見ていきましょう。
そこら辺の山
山に入っていって良さそうな場所を見つけ、ブッシュクラフトをできないかと思い浮かびますよね。わざわざキャンプ場を探したり、利用料金を払ったりする必要もありません。
僕もブッシュクラフトを始めたての頃、車に乗りながら山や林を見ると
「あそこら辺、ブッシュクラフトするのによさそう!」
なんて考えることが多々ありました。

しかし、ちょっと調べてみると、当たり前ですがどこでも好き勝手にブッシュクラフトはできなそうです。
問題点が2つあります。
問題点① 土地の所有者は?
1つ目の問題点が、その土地の所有者が誰なのかということ。
自分の土地であればもちろん好きにブッシュクラフトを楽しめるでしょうが、人の土地であればそういうわけにもいきません。
一時的とはいえ居住スペースを作ったり、火を扱ったりするわけですから、その土地の所有者の許可が必要です。
田舎では山はいくらでもありますし、どこでも自由にできそうな気もしますが、ほとんどが誰かしらの所有地です。
問題点② 気になる住民の目
2つ目の問題が、意外と住民の目が気になること。
考えてみれば、地元の住民からしたら、見慣れない車が地元の山の中に入っていくのを見かけたら、どこの人だ?山の中に何しに行くんだ?と気になっても不思議ではありません。
僕は、地元が田舎なので周りは山だらけです。
自分の家が所有する山間の土地でブッシュクラフトをしたことがありますが、畑作業や山菜採りなどで山に入る人たちから意外と見られていることに驚きました。
「火の始末には気をつけなさいや〜」と声をかけられたこともあります。人に心配をかけたり不審な目で見られたりしながらでは、心置きなく楽しむことはできませんね。
まとめると、
「誰の土地か分からないし許可も貰えない」
「人目を気にしたくない」
という人には、キャンプ場などきちんと管理された場所でやることをおすすめします。
キャンプ場
そこら辺の山でブッシュクラフトをするのはハードルが高いとなると、次の選択肢はキャンプ場になると思います。
一口にキャンプ場と言っても、様々なタイプがありますが、
「木を自由に使えること」
がブッシュクラフトを楽しむための必須条件かもしれません。
木が使えないと「クラフト」ができませんからね。薪を作ったり、拠点づくりの材料にしたりできません。
そう考えると、林間のキャンプ場という選択に限られてきます。
あとは、直火で焚き火をすることができれば尚良いと思います。焚き火台を使うより、土を掘って石をならべてかまどを作る方がより自然体ですもんね。
僕は残念ながら近くに直火OKなキャンプ場がありません。
木は自由に使えるところがあるので、そのキャンプ場で焚き火台を使ってブッシュクラフトを楽しんでいます。

とは言っても、これはあくまで僕が個人的に考える条件です。
「なるべく人工物がない自然の中で自分で材料を集めて過ごしたい」
という人もいれば
「それなりに手入れがされていた方が安心」
とう人もいると思います。
人それぞれのレベルやスタイルがあると思うので、色々なキャンプ場を回ってみて、自分が求めるブッシュクラフトができるところを探しましょう。
求めるフィールドは人それぞれ
そこら辺の山とキャンプ場という2つの場所について考えてきましたが、まとめると、山でブッシュクラフトをするのは意外と難しいのでキャンプ場の方がやりやすいということになります。
僕は自然の中で自由に過ごすのがブッシュクラフトの醍醐味だと思うので、できれば色んな山に入っていってお気に入りの場所を見つけたいところです。
しかし上記のように、経験上、山がたくさんある田舎でも難しいという結果に行き着き、なるべく自然の山を味わえるようなキャンプ場を探してブッシュクラフトを楽しんでいます。
山でできる人は山で。できない人は自分のスタイルに合ったキャンプ場で。自分が求めるフィールドを探してブッシュクラフトを楽しみましょう。