ロープワークって、なんだか難しそうなイメージがあって避けがちですよね。
でも、ほんの少しロープワークを覚えておけば、簡単で便利にタープを設営する事ができます。
今回は僕がタープやハンモックの設営をする時によく使うロープワークを3種類紹介したいと思います。
イメージが湧きやすいように、実際に設営する様子と合わせてみていきます。
簡単なものばかりなので、ぜひ覚えてください。きっと次からの設営に役立つと思いますヽ(´▽`)/
キャンプやブッシュクラフトで便利なロープワーク
それではさっそく紹介していきます。
バタフライノット
バタフライノットは、好きな位置に輪っかを作ることができる結び方です。
手順
手順はとても簡単。動画でサクッとみてみます。
手の平に3回巻きつけて、真ん中のひもを左右のひもの下に通すだけ。
慣れると一瞬で輪っかを作ることができます。これができれば、わざわざ輪っか付きのロープを買う必要はありません。
パパパっと輪っかをいくつか作れば、クッカーをぶら下げて干しておいたり、ランタンを吊るすこともできます。
タープ設営での使用
木と木の間にロープを張り、その上にタープをかぶせてAフレームという張り方をする時に使えます。
Aフレームで張る場合、タープをかぶせるのでロープをキツく張っておく必要があります。
(↑ハンモックの上に張った白いロープの上にタープをかぶせます。)
キツくロープを張るには滑車の原理を使いますが、その時にバタフライノットが役立ちます。
・あらかじめバタフライノットで輪っかを作っておき(部屋での撮影でアウトドア感がなくすみませんm(__)m)
・輪っかの中にロープの先端を通して引っ張ります
・先端を木に結びつければ
通常の3倍の力でロープを張ることができます。
このくらい強く張らないと、すぐにたるんで設営がうまく行きません。
プルージック
プルージックは、メインロープに小さめのロープの輪っかを取り付けるロープワークです。
手順1:輪っか状のロープを用意
適当な大きさの輪っかを作ります。
手順2:メインロープに巻きつける
3回巻きつけるとこんな感じになります。
この輪っかを左右に引っ張っても全く動きません。
でも、付け根を持てば簡単に動くんです!
余談ですが、僕はプルージックを知った時に「ロープワークやんば!!」と一番感動しました(笑)
タープ設営での使用
先ほどと同じくAフレームを作る時、タープの端っこをプルージックで固定すればタープがずれることはありません。
まずはプルージックを作り
輪っかとタープを枝などで固定し
プルージックの根元を動かしてピンと張ればOK
トートラインヒッチ
トートラインヒッチは、自在金具なしでロープだけで長さ調節ができる結び方です。
手順1:対象物にロープをかけたら結び目を作る
手順2:少し離れたところにもう一度結びつける(二重)
手順3:二重で結んだのと反対側にもう一度結んで完成
2つの結び目を自在に動かして長さ調節ができます。
タープ設営での使用
自在金具がついたロープと同様の使い方ができるので、ペグを打つロープで使います。
パラコードが丈夫でおすすめ
ここまでロープワークを紹介してきましたが、使うロープはパラコードがおすすめです。
パラコードは見た目がおしゃれですごく丈夫。バックパックに束にして付けている人をよく見かます。
金剛打ロープでは風に耐えられなかった話
僕はホームセンターで買った「金剛打ロープ」を使っていました(上の動画で使っているもの)。
丈夫でお手頃価格だから初心者におすすめと聞いたことがあり、実際に使ってみて不満もありませんでした。
しかし少し風がある日にタープ設営に使ったら、タープが風で煽られると「ブチッ」と音を立てて切れてしまい、設営しす事に。それも2回。
そんなに高いものでもないので、パラコードを買っておけばよかったと後悔しました(・・;)
必要なロープワークだけ覚えてキャンプに行こう
「ロープワークを覚えるのは大変そう」と思われる大きな要因が、ロープワークの種類があまりに多すぎることだと思います。
実際にキャンプをしていて
ここで使えるロープワークは無いかな
と感じた時に調べるようにしていけば、自分に必要なロープワークだけが身についていきます。
ほんの数種類覚えただけで、野外活動が格段にやりやすくなるのがロープワークです。ぜひマイペースで覚えていってください!
それでは!