「着火剤を使わない火起こしをしたい」
「ファイヤースチールを使ってみたい」
今日は、焚き火を楽しみたい人やより高度な焚き火をしたいという人に向けてその方法を紹介します。
僕はグループキャンプのときの焚き火は、バーベキューをし終えたバーベキューコンロ兼焚き火台に適当に薪を突っ込み、着火剤を入れて一気に火をつけて焚き火を楽しんでいます。
これは、焚き火だけを楽しんでいると言えます。
一方で、1人でソロキャンプやブッシュクラフトをする時は、落ちている枯葉や枝、薪を集めてマッチかファイヤースチールで着火するという原始的なスタイルにしています。
それは、焚き火だけではなく火起こしも楽しみたいからです。
この記事では、そんな焚き火の楽しみ方について詳しく書いていこうと思います。
記事の内容記事の内容
- 着火剤を使わない火起こしの楽しさ
- 着火剤を使わずに火を起こす方法
着火剤を使わない火起こしの楽しさ

まず、着火剤を使わない火起こしの楽しさを紹介します。
なぜ着火剤を使わないのか
一言で言えば、楽しいからです。
着火剤を使わない場合、いきなりホームセンター等で買った大きな薪に火を付けることは難しいです。
まずは、枯葉や小枝などの自然界の着火剤を集めに辺りを散策することからはじまります。
材料集めは散歩にもなるし、宝探し感覚になって結構楽しめます。
いい材料を集め終えたら着火。
最初は小さな火ですが、それを徐々に育て最終的に大きな焚き火になるのは、着火剤を使うよりも達成感や満足感を得られます。
要は、不便を楽しんでいる、ということですね。
難しい火起こしほど達成感がある
自然界の材料を使うため、うまく火起こしができない場合もあります。
例えば、落ちている枯葉や枝が雨で濡れている場合。
濡れているので火を起こすことはできなそうに思えますよね。
しかし、木の外側の皮をナイフで剥けば中は乾いている場合もあります。
そういった難しい状況でこそ、自分の知恵や技術を使って火起こしができればより大きな達成感を感じられ、焚き火がますます楽しくなります。
着火剤を使わずに火を起こす方法

着火剤なしで火を起こす方法についてみていきます。
準備をしっかりと
火起こしの大事なポイントは、材料をきちんと集めることです。
- 針葉樹の枯葉、松ぼっくりなどの天然の着火剤、またはフェザースティック
- 極細の枯れ枝(直径2〜3ミリ程度)
- 細い枯れ枝(直径5ミリ程度)
- 中太の枯れ枝(直径1センチ程度)
- 太い枯れ枝(直径3〜5センチ程度)
- 薪
というように、太い枝や薪だけでなく細い枝も集めます。
枯葉に火を付けたあとにいきなり太い枝をくべても、おそらく火は燃え移らないまま消えてしまいます。
僕はおおざっぱな性格なので、焚き火を始めた頃は失敗だらけでした。
やっと付けた火の上にいきなり太い枝を無造作に重ねてばかりいたんです。笑
材料をきちんと集めるようになってからは、スムーズに火を起こすことができるようになりました。
火が付きやすい素材に着火し火を育てる
杉や松の枯葉、または針葉樹を削って作ったフェザースティックに火を付けます。
ライターやマッチで火を付ければ簡単ですが、あえてファイヤースチールで火花を飛ばすのも面白いのでおすすめ。
最近はキャンプ動画でよく見かけますね。
あとは集めた枝を細いものから順に重ねていきます。火の上にどんどん重ねていっても大丈夫。煙がもくもく出ていれば火は消えません。
ある程度火が大きくなったら、太い薪を入れて焚き火を楽しみましょう。
湿った枝でも火を起こせる
火口となる枯葉やフェザースティックにさえ火を付けられれば、しっかりと材料を準備していれば枝が湿っていても火を付けられます。
上記の通り、火の上に細い枝から順に乗っけていくだけでOK。
このとき、むやみに息を吹きかけたり、いじったりしないことがポイント。
重ねられた枝の内部が火で熱せられ、水分がどんどん蒸発しいくのですが、ここで変にいじるとせっかくこもった熱が逃げてしまいます。
煙がどんどん出ているのが蒸発している証拠なので、そのままじっと待ってみましょう。
次第に火が大きくなっていきます。
濡れた枝でも火が起こせると、すごい技を身につけたように思えてとても嬉しくなりますよ!
まとめ:材料集めから火起こしも含めて焚き火を楽しもう
記事をまとめます。
- 着火剤を使わないことで、火をつけるまでの工程を楽しめる
- 火起こしが難しい状況ほど達成感を味わえる
- 火起こしは準備が大事
- 濡れている枝でも火起こしできる
着火剤を使わない焚き火の楽しさと方法を見てきましたが、楽しそうに感じてもらえたでしょうか。
着火剤使うわ!という人には本っ当にどうでもいい内容だった思いますが(笑)、焚き火が好きな人には共感してもらえるものがあれば嬉しいです。
ぜひこのような焚き火の仕方も楽しんで見てください。
それでは!