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プリムス マイクロンランタンをレビュー。メリットは雰囲気、それ以外はLEDが優秀

最近、数年ぶりに新たなランタンを購入しました。選んだのはプリムスのP-541マイクロンランタン。

キャンプを初めて8年、今までLEDランタンしか使ってこなかったのに今になってガスランタンの導入です。

本記事では、マイクロンランタンを使ってみての感想や、今更ガスランタンを購入した理由などをまとめてみます。

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プリムス P-541マイクロンランタンの特徴

マイクロンランタンの特徴は下記の通りです。

  • 照度:約320ルクス
  • ガス消費量:1時間あたり30g
  • 燃焼時間:約8時間(250ガス)
  • サイズ:6.1×6.2×10.6cm
  • 重量:115g
  • 金属メッシュのホヤ
  • ワイヤーで吊り下げ可能

ガスランタンはホヤがガラスのものがほとんどですが、マイクロンランタンは金属メッシュなので割れる心配がありません。

OD缶バーナーを使っている人は、燃料が共通なので荷物をコンパクトに抑えることができます。

マイクロンランタンのレビュー

実際に使ってみて分かったことは、次の通りです。

  • 明るさはLEDと同じか少し上
  • 全方位を照らしてくれる
  • 優しい灯りで雰囲気が良い
  • 金属メッシュのホヤが安心
  • 吊り下げられるワイヤーが便利
  • 2回のキャンプでガス1缶使用

以下、詳しく述べていきます。

マイクロンランタンの明るさ

実際に使ってみて、ソロキャンプには十分だと感じました。二人でも大丈夫そう。キャンプサイト全体を煌々と照らせる訳ではいけど、近くで過ごせば手元も十分に明るいです。

サブランタンなしで、マイクロンランタン1つを使った時の写真です。

ちなみに、マイクロンランタンの照度は320ルクス。

※参考までに、JISの照度基準では食卓や台所の流し台での照度だったり、洗面所で化粧や髭剃りをする時の推奨照度が300ルクスです。

明かりの雰囲気でいうと、暖色なので柔らかく優しい感じがして落ち着く光です。

そして、マントルを中心として辺り全体を照らしてくれるのもまた良い雰囲気です。「照明の下だけが明るい」みたいな局所的な光ではないので、辺りがぼんやり明るくなります。

マイクロンランタンのホヤは安心感がある

多くのガスランタンはホヤがガラスですが、マイクロンランタンは金属です。
道具箱の中で他の道具とぶつかっても、割れる心配がなくて安心です。

このおかげで、バックパックや道具箱の中にあまり気にすることなく詰め込んで持ち歩けています。

吊り下げられるワイヤーが便利

金属製のワイヤーが付いているので、吊り下げて使えます。地面に置いて使うより吊り下げた方が照らせる範囲が広くなり、明るく感じます。

横置きのCB缶用ランタンだと置いて使うことしかできないので、ここら辺はOD缶ランタンの強みですね。

フックは小さめなので、もう少し大きいものに変えればより使いやすいかも。

燃費は2回のキャンプでガス缶1つくらい

充填ガス量230g、缶150g、合計380gの250サイズのガス缶を満タンの状態から使ってみました。1時間20分ほど使ったところ重さは340gとなり、ガス消費量は40g。

説明書にあるとおり、1時間あたりちょうど30gくらいのガスを消費した計算になります

となると、250サイズのガス缶は7時間40分で空になりそう(説明書にも約8時間とあります)。

例えばキャンプで19時〜23時くらいまで点灯したとして、250サイズの缶なら2回のキャンプで空になります。500サイズなら4回。

ランニングコストを計算すると、ざっくり下の表のようになりそう。

ガス缶 価格 キャンプ1回あたりの価格
ノーマルガス250サイズ 約500円 250円
ノーマルガス500サイズ 約850円 212円
パワーガス250サイズ 約660円 330円
パワーガス500サイズ 約1000円 250円

LEDランタンに比べると高いし、ガソリンランタンよりは安いってところですかね。

ちなみにガソリンランタンを使う友達に聞いた話だと、1リットル1,000円のホワイトガソリンを2回のキャンプで消費するらしいので、ガスは半額で済む計算になりました。

LEDランタンとの比較

僕は今までずっとLEDランタンを使ってきたこともあり、LEDランタンとガスランタンの違いがすごく気になったので比較してみました。

比較対象はAmazonで人気かつ高評価が多いBeszingのLEDランタンです。明るさの数値は掲載されていないので、実際に並べて点けて比べてみました。

明るさの比較

Beszingの方がライトの面積が多く、明るく感じます。
※カメラの明るさ設定は揃えています。


次は同じ高さに吊るして、部屋を暗くしてテーブルの明るさを比べてみます。

LEDがこちら↓

マイクロンランタンがこちら↓

マイクロンランタンの方がダントツで明るいことを期待していた僕にとってはちょっと残念な結果です(°_°)

設置場所の違いで、同じくらいの照度に感じた

ここで疑問に思ったことが、実際にキャンプで使った時はマイクロンランタンもLEDランタンも同じくらいの明るさか、むしろマイクロンランタンの方が明るく感じたこと。

よく考えてみると、設置場所が違うことに気がつきました。LEDランタンはタープやテントのすぐ下、つまり天井に取り付けることがほとんど。

それに比べてガスランタンは、テーブルに置いたりちょっと上に吊るすくらい。LEDみたいに頭上に付けるなんてことはしません。

照度は光源からの距離の2乗に反比例する、つまり距離が2分の1に縮まれば明るさは4倍なるから、明かりが弱いマイクロンランタンの方が明るく感じたのかなと理解しました。

つまり、「LEDより光は弱いけど、近くに置くから明るい」ということです。

コスパの比較

これはもう言わずもがなですね。

まず購入価格。実売価格を比べると、マイクロンランタン10,800円、BeszingのLEDランタンは2,899円。約7,900円の違い。

ランニングコストも、先述の通りマイクロンランタンは一回のキャンプで250円。LEDランタンは充電式ならタダみたいな物です。

コスパ重視の方は、迷わずLEDランタンを選ぶことをおすすめします。

マイクロンランタンのメリットは、雰囲気

明るさはどっこいどっこいでコスパはLED。

じゃあガスランタンの良さは何かと言ったら、「雰囲気」だと思います。そこにロマンを感じて使っている人も多いのではないでしょうか。

燃料系ランタンならではの優しい光だったり、プラスチックにはない素材感だったり、コォォォォと静かになり続ける音だったり。

そこら辺を比較して、「ロマンチックな雰囲気をとるぜ!」という人にはガスランタンが向いていると思うし、「いや〜安い方がいいでしょ」と考える方にはLEDランタンが良さそうです。

僕は適材適所、ミニマム装備の時は小さなLEDランタンとヘッドライト、良い雰囲気でのんびり過ごしたい時はマイクロンランタンを使っていこうと思います。

本記事がランタン選びの参考になれば嬉しいです。それでは!

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